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#2 妄想男子

一日空きましたが、継続して書けていることにしていただきたい。

さて、2回目の今日は、引き続き僕のことをもう少し。

突然ですが、皆さんは妄想はするだろうか。

朝起きて寝ぼけながら歯を磨いている時とか。

退屈な授業中にぼんやりととか。

湯船に浸かりながらボーっとしてとか。


そのどれも大切な時間だと思っていただきたい。

僕はその時間がとても好きだから。

僕の場合は少し特殊かも知れないが、日常生活の世界からその世界へと足を進めることが多々あるから。



例えば、職場の最寄り駅で毎日見かける青年。


毎朝同じ時間に、同じ地点ですれ違う。

決まって歩きながらパンを頬張っている。


この青年は、何者なのだろうか。

もしかしたら、何人もの兄弟がいて、自分のことは後回しにして、面倒を見てから家を出ているのかも。

もしかしたら、何かの景品でパン1年分が当たってしまい、それを消費しているのかも。

もしかしたら、ただ単に寝坊助なのかも。

とか。


例えば、何気なく街を歩いていて、すれ違うスタイルの良い女性。


この女性は何者なのだろうか。

もしかしたら、何かのモデルさんかも。

もしかしたら、小中学生の時には体型のことでいじめられて、成人してから好きな人に振り向いてもらうためにダイエットをし、成功し、どんな男性も虜にしてしまうような大人の女性に変貌して今に至るのかも。

もしかしたら、拒食症に悩む女性なのかも。

とか。



結局のところ、実際はどの妄想も違う可能性がかなり高い。


でも、こうやって想像することって楽しい。

何より、案外日常生活で役に立つ。

何が?どこが?って?


だって、”もしも”を考える癖ができてるんで。

その結果、”自分だったら”とか”その後どうする”とかも考える。

だから人の気持ちや考えを理解する力につながっている。気がする。

あとは、”最悪の状態”を考えてるから落ち込まない。

これは昔サッカー選手の自己啓発本にも書かれていた。

感情を一定に保つにはもってこい。な気がする。



何はともあれ、結局のところ、僕が言いたいのは、


妄想は得をする。


ということ。


日常生活を当たり障りなく過ごし、精神を一定に保てるから。


まあそれが、幸せなのかを判断するには


まだ僕の日常生活の経験と妄想で至らない点が多い。





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