ライブドアブログからnoteへ移行の狭間で比較してみた
いま初めて note を書いている。
知る人には懐かしいホリエモンの「ライブドア社長日記」に影響を受けて開設した個人ブログ(我ら、地域の仕掛人!)は素直に livedoorblog だった。
困ったことに、いつまで経っても https:// に対応しないためSEOに影響が出てきた。また、無料ブログとはいえアフィリエイト広告が増えるばかりで耐えられなくなり、いよいよ令和元年の内に引っ越す決意を固めることに。
とはいえ note.com は livedoorblog と機能の設定方法が異なるので、今回は記事を書く練習を兼ねて実用性を確認したいと思う。
内容は、ブログの引っ越しを検討している方の参考になるかもしれないので livedoorblog ユーザー視点で note.com の感想も記してみたい。
livedoorblog > note な側面
まず note.com は
・公開日を任意で別の日に変更できない
・過去記事を写真含めインポートできない
・デザインのカスタマイズができない
・アフィリエイトのバナー設置ができない
ようだ。
この時点で、livedoorblogでの過去記事は振り返り目的での引用やURL記載による自己紹介に留めデータの移植はせずSEOが有効に働くよう意識的に残そう、と判断した。
正直なところ、livedoorblogは「この日に書いた」と過去のイベントに立ち返った日時で公開できるのはご存知だろうか。その行為に慣れたユーザーには note は違和感がありそうだが「いつ発信した記事か」というのは重要な情報ではあるので note のスタンスが好ましい。
また、アフィリエイト広告に取り組んでいる方には、記事の中に商品などの紹介に合わせて設置はできると判断しているが、Google AdSense のような任意のサイズでブログの一部に組み込むことはできないため、優良な記事を書いて有料で販売できる方でなければ安定した収入化は難しいと思われる。
livedoorblog < note な側面
続いて note.com は使ってみると
・書くにも読むにも文字が大きめ
・文字の装飾を簡単に設定できる
・内容は自動的に保存されている
・スマホで書きやすい読みやすい
・文章作成中にUndo機能がある
・記事の保留と予約が管理できる
SNSの埋め込みはURLのコピペだけ
Homepage
YouTube
こんな感じに掲載したい場合はURLを入力するだけでいい。
とても直感的で便利だ。
文章だけでなく写真も販売できる
さらに「写真の販売」ができるようだ。記事を書く場合に、他人の写真を自分の記事で利用できる機能があることは知っているが、自分の写真を有料で販売できる設定ができ、しかもシームレスとは「神サービス」の領域に感じる。
などなど(スマホアプリの脆弱性を克服すればという条件はあるものの)note優位な側面が多く、無料ブログの範疇で「最強」と言えそう。
気になるアクセス解析は課題かも
noteのアクセスログ解析は「ダッシュボード」で簡単に閲覧者件数が確認できる。
しかし、liveddoorblogのような簡単なグラフや流入経路やIPアドレスの記録など細かいトラック機能がないのは痛い。
どうやら、Googleアナリティクスのアクセスログ解析は note pro での対応らしい。
簡単なアクセス情報は無料プランでも閲覧可能ですが、noteの記事の閲覧数や流入経路など、より詳しいアクセス解析をしたい場合は、note proの「Googleアナリティクス」オプション機能へのお申込みが必要です。
1-5 Googleアナリティクスを設定する(※オプション機能)
よく調べると note pro は法人向けサービス。
有料のプレミアム会員に入れば「個人向けサービス」が増えるようだが、アクセスログ解析に関してはなさそう。
まとめ:記録より記憶に残すnote
ここでまとめると、noteは、サービス機能を無料と有料に分け、ユーザー側もコンテンツを販売できる機能を付加でき、マネタイズの流れがウェブ設計に組み込まれている、ということか。
加えて、noteは、スッキリとバナー広告がない(少ない)コンテンツ重視(情報発信者ありき)のプラットフォームを実現したことがユーザー数の爆発的な伸びを生んでいる背景だと感心するばかりである。