[野球][北海道日本ハムファイターズ観戦日記 2022] 6/25 新庄監督の「清宮いじり」について

 昨日は「また監督が初回から奇策を打って、それが相手に最初から見抜かれていてあっさり失敗、その流れのまま完敗」という以外何も語るべきものがない試合でした。ま、いつも通りということです。昨日の試合には清宮が欠場してましたが、どうやら急性胃腸炎による病欠だったよう。清宮、そして代わりに一塁の守備についた淺間について監督はこんなことを言っています。

「なんか、おなか痛~いって。」
「まだ、そこまでの選手じゃないから。ベンチにいる選手、たくさんいるんで、そんな無理して(試合に出る)ということもない」

 新庄監督は「おなか痛い病。カキの食い過ぎかな。いやホタテ?。サーモンだったか。あの星が入ったときから、おなかが痛かったみたい」と説明。清宮がフライを落球し、ビッグボスが「星が目に入ったかもしれない」と語った22日楽天戦(盛岡)前から、腹痛の症状があったようだ。
 25日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)の出場も微妙。ビッグボスは「まだそこまでの選手じゃない。ベンチにも選手はたくさんいる。無理してということはない」

この日は胃腸炎で欠場した清宮の代わりに就いた一塁守備も無難にこなし、指揮官も「もう(一塁を)7年半しているくらいうまかった。これがきっかけでレギュラー獲るかも」と期待した

  不可抗力の病気で休んだ部下について、本人不在の場で「お腹痛い痛い病だってさ」と馬鹿にしたように茶化し「そこまでの選手じゃない。代わりはいくらでもいる」と言い放ち、代わりをつとめた選手を「これがきっかけでレギュラーとるかも」と褒め、病欠した部下を圧迫する。

 新庄監督本人は全く自覚ないでしょうけど、これって一種のいじめ、パワハラじゃないですかね。こういう人が傷つくようないじりを平気でやって笑いのネタにする。ほら、みなさんの職場や学校にもそういう上司や教師、いませんか。相手が逆らえないのを十分に知った上での、冗談にもならない冗談。本人と、その周りの取り巻き(番記者)だけが面白がっている構図が目に浮かぶよう。新庄監督が現役だった90年代は通用しても、今の若い人には到底受け入れられないでしょう。もちろん若い選手は自分を使ってもらいたいからそんな不満や怒りを表に出すことはないだろうけど、一事が万事こういう調子なら、意外とチームの中の雰囲気は良くないのかもしれない。チームが勝ってれば、そんなことは些細なことと片付けられるかもしれないけど、ここまで弱いとね。しかも勝てない要因の多くは、その当の監督のめちゃくちゃ采配にあるんだから。

「勝敗とか関係なしに、懸命にやっている選手たちの成長を見るのが楽しい」

 この発言を見ると、勝てないことへの批判に対して神経質になっていることがうかがえますね。育成中なんだから勝てなくても仕方ないじゃん、と責任回避してるわけです。しかしそんな言い分をすべてのハムファンが受け入れているわけじゃない。それは今の本拠地観客動員が示しています。

(追記)新庄監督についての指摘。おっしゃる通り、という感じです。


よろしければサポートをしていただければ、今後の励みになります。よろしくお願いします。