[野球][北海道日本ハムファイターズ観戦日記 2022] 7/13 5連勝!
接戦を制しての5連勝。最後は防戦一方でハラハラしましたが、なんとか逃げ切りました。大量点で大差勝ちするゲームもいいですが、こういうしんどいゲームを勝ちきることで、チームは力を付けていきます。木村の待望の一発が空砲にならず本当に良かった。
まずはポンセの見事な投球です。1点とられましたが、内容はほぼ完璧で、相手を力でねじ伏せてのピッチングは、どのチーム相手でも通用するでしょう。登板5回目でようやく本領を発揮しての来日初勝利。後半戦に向け先発陣の第4の柱として定着してくれれば非常に大きい。明るく笑顔が爽やかなナイスガイ風で、人気が出そうですね。
そして木村の見事な逆転3ラン。ほぼ完璧な投球で完封ペースだった則本のたった1球の失投(と言うのも酷な、いい球でしたが)をとらえた一打は素晴らしいの一言でした。その並外れた身体能力の高さゆえ、毎年期待されながらブレイクしきれなかったベテランが、移籍して最初の大仕事をやってのけました。あの打席、ベンチには淺間も宇佐見も杉谷も残っていましたが、そのまま打たせた新庄監督の勝負勘にも脱帽です。これで近々ファームから上がってくるであろう万波や今川との争いが面白くなってきました。同じ右のスラッガータイプが3人。楽しみですね。
しかし反省すべき選手も。8回にポンセのあとを受けて登板した福田です。押し出しで失点し1点差に迫られロドリゲスに助けてもらうという内容。ちょうど雨が1番激しくなったタイミングで足元も悪かったのはアンラッキーでしたが、与四球3で自滅という形では同情する気も起きません。あの場面、同じ左ならなぜ堀ではないのかと思いましたが、堀は抑えとして使うつもりだったので福田を抜擢したんですね。相手が対ポンセ用に左を並べた打線だったので福田の登板だったんでしょうが、セットアッパーとして勝ちパターン継投に入るにはまだ修行が必要なようです。ロドリゲスの初球をパスボールした宇佐見も要反省です。判定がセーフで同点を免れたのはただのラッキーでした。
ともあれ上位チーム相手に5連勝は上出来。ここのところ先発が安定しているのでゲームが作れています。5位とは依然6ゲームもの差があり、混戦パリーグでひとりだけ番外地なのは変わりないですが、少しは後半への楽しみが出てきました。
明日の先発は加藤。相手は天敵・岸ですが、岸に相性のいい清宮の豪快な一発を期待しましょう。