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[オーディオ] リビングルーム・オーディオの整備

 書斎のメインシステムは一段落したので、リビングルームのサブシステムの整備に着手します。テレビに繋いでの映像鑑賞が主ですが、スペースの関係上後ろにスピーカーは置けないのでサラウンドにはできず、フロント2チャンネルステレオのシステムです。ついでにストリーマーを導入してROON経由で音楽も聴けるようにしたい。

 これまではFundamentalのスピーカーとSOULNOTEのDAC、アンプはマランツの古いAVアンプ、パワーアンプにLINN LK140、ストリーマーはBLUESOUND Node 2iを使っていました。すべてメインシステムで使っていたものの流用です。今回まずストリーマーをARC-HDMI端子を備えたWiim Ultraにリプレース。テレビと直結できて、かつプリアンプ兼用なのでマランツのアンプは不要になり、だいぶラック周りがすっきりしました。行きつけのオーディオ店での正規輸入品の購入でした。アマゾンでも売ってますが、そっちは直輸入品なので、日本輸入元のサポートが受けられません。

 WiiM Ultraは「月刊ステレオ」の試聴でお借りして気に入り、改めて購入しました。

月刊ステレオ2024年12月号所載
  •  Apple Music以外のほぼすべてのサブスクサービスに対応するDAC内蔵ストリーマーで、かつPHONO端子やARC端子もサブウーファー端子も備えたプリアンプでもある。つまりストリーミングもアナログレコードも聴けるしテレビの音も簡単にグレードアップできる。音も普通の使い方ならほとんど不満が出ることはなかろうという優秀なもの。外部DACを繋げば、さらに音質向上する。これで価格は6万円台だから安い。ネットワークオーディオ周りの製品は技術革新が急なので、高いものを長く使うというより、最新のものをこまめに買い換えていった方が良いと思います。

 これ1台と、パワードスピーカーを買えばたちまちコンパクトでハイクオリティなオーディオシステムが出来上がりますが、手持ちのパワーアンプと外部DACも繋いで音を出したら、明らかにこれまでよりも音が良くなった。ROON Readyなのでメインシステムでも使ってるROONでストリーミングやローカルデータを再生すると快適です。Apple Musicは、テレビに繋いであるApple TVで再生してARC経由でWiiM Ultraに流して聴けます。ARCで繋がってるので、テレビの電源が入るとWiiM Ultraにも自動的に電源が入って音が出る。その代わりパワーアンプとDACは常に電源入れっぱなしになるので、気になるなら外部DACを使わず、WiiM Ultraではなくパワーアンプ内蔵のWiiM Ampを使うという手もある。ていうかそっちの方が機材の数も少なく済むし、よほど音にこだわりのあるマニア以外はそっちのほうがいいかも。

テレビの右下にあるのがWiim Ultra。ラックに収まらないのでここに置いてある。使わない時は時計表示になるのが便利。

 ところが少しパワーアンプが弱い気がしてきました。LINN LK140はリーズナブルな価格で、中庸で無難な音を出してくれる機種として長いこと重宝してましたが、もう25年以上前のモデルです。おまけに当時はLINN独自のスピーカー端子を採用していて、ケーブルに専用のアダプターを装着しなければならず使い勝手が悪すぎる。そこでリプレースを検討し始めました。

 ところが手頃な価格で、しかもテレビラックに収まるコンパクト・サイズのパワーアンプというのが見当たらない。今やパワーアンプは高額でバカでかいものしかなく、価格面とサイズ面で条件を満たしてくれるのは中国製しかないのが現状でした。中古を含めればもう少し選択肢は増えますが、中古から中古の買い替えというのもいまひとつ気が進まず、どうせなら最新機種を、ということで購入したのが最近発売されたばかりのS.M.S.L.のPA200という中華アンプでした。


 レビューや利用者の感想など事前の情報が全くないまま、勘だけに頼ってのAmazonで購入でしたが、最近の中国製オーディオ機器の著しい性能向上は評判でしたし、思い切って決めました。最終的にはラックに収まる筐体の小ささが決め手でした。取説は英語と中国語のみですが、パワーアンプだから接続に迷うところはありません。ヴォリュームがついてますが設定でバイパスするのも簡単。音はLINNに比べると解像度が上がってクリアになり、音がフレッシュになった感じです。もう一台買い足してモノラルアンプとしても使用可能で、音質はさらに向上すると思われますが、現状ではそこまでする気はありません。

向かって右がS.M.S.L. PA200。「AMP」の表示は時間がたつと消えるように設定できる。左はWiiM Ultra。PA200のサイズが小さいのでラックに両方収められた。下はSOLUNOTEのDAC

ということで、リビングオーディオのシステムが完成。

向かって左の四角いのはサブウーファーです。いろいろ載っているのが音によろしくないのは自覚してるので突っ込まないで……

ストリーマー/プリアンプ:WiiM Ultra
パワーアンプ:S.M.S.L. PA200
DAC : SOULNOTE sd2.0
スピーカー : FUNDAMENTAL SM-10z
サブウーファー : FOSTEX CW200D

 こんな感じのシステム。CDはテレビに繋いであるBlu-rayレコーダーで聴けるし、アナログプレイヤーも聴ける。音はかなり良くなったので、43型テレビでは物足りなくなってきました。次の楽しみとしておきます。

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小野島 大
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