[日々鑑賞した映画の感想を書く]『護られなかった者たちへ』(2021年 瀬々敬久監督)(2021/10/2記)
原作は読んでいない。震災と生活保護の問題を絡めたシリアスな社会派ミステリで、出来は悪くないと思うが、全体に説明不足で脚本のディテールの練り込み(特にセリフ)も甘いように思える。犯行の動機も無理があるし、キャスティングももうひとひねり欲しい。阿部寛、いい役者なんだけど、こういう役だといつも演技が同じなんですよね。ここのところ邦画は『由宇子の天秤』『ドライブ・マイ・カー』『空白』と年間ベスト級の作品が続出しているので、ハードルが上がりすぎたのもあります。残念でした。(2021/10/2記)
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