制作過程と裏話 その3・大雨の誕生日〈夢中のストラット〉

月刊ニュータイプ 2023年6月号掲載
夢中のストラット
その3『大雨の誕生日』


〈memo〉

ナガヲの誕生月です!
ナガヲは、双子座と蟹座の間くらいが誕生日らしいです。
編集部の人とお話ししていて、
ブブのナガヲへの愛の重さが出てきましたねと言われました。
はい、そうですね。ふふ。


冒頭、完全にタイムラプス録画のこと忘れて、背筋描いてますね。
筋肉の位置や名前、覚えたいなと思いながらすぐ忘れちゃいます。
けど、私がよく見ている動画配信者の方が、最近筋肉の大会に参加されてて
その時にモリッと出ていた背筋は、学んだ通りの位置と形でした。
首が短く見えるからと、肩から首にかけての筋肉を
ボトックスする人がいるらしいんですけど、
私はそこが坂になっている三角の撫で肩が好きです。


脱線しました。


全然関係ないんですけど、
最近「色っぽさ」に関して少し考えたことがあって、
自分あまり、他人に対して「わぁ〜エロいな!」って感じられないんですよね。
「これはエロを意識した演出・表現だな」というのはわかる(多分)んですが、
それに対して「そそられる」という感覚を自分は持っているのだろうか、
世の中の人はそそられるという感覚を持っているのだろうか、
それはどういうものなんだろうか、
とふと思って。唐突に。疑問に。

私が指す「他人」は、セクシーなお仕事をしている系の人がまず代表的な例で、
他には、エロ漫画とか、キャラクターに対してもそうで。
「これはいわゆる『えっちなやつ』だ!」ってのはわかるんですが、
そしてそれが冗談になるというのも、一般常識の雰囲気ではわかりつつ、
でもそれ以上何もないって感じなんです。男性性も女性性も。

だから割と下ネタとか苦手な方だし、そういうのが共感のベースにあるコミュニケーションとかも意味わかんないってなる派なんですけど。
で、これはもしかして、衣装に対する感性にも影響あるかも、とか
取り留めもなく考えたりしてたんですけど。

でも、一方で、
私食べることが好きなんですけど、
めちゃめちゃモッパンとか、異国の果物をもいでカットする様子だとか、
調理とかの動画は見るんです。
いわゆる「フードポルノ」ですよね。
めっちゃ「美味しそう〜〜〜めっちゃいい!!ライティングもアングルもシズル感も最高!!これはエロい!!絶対うまい!!自分もやろう!!」って思いながら見てるんです。
あぁ、食欲はちゃんとそそられてるな、って思ったんですよね。

それをきっかけに、
自分は明らかにエロに対する感性が薄いんだなと自覚しました。
自分の食欲はもう自負しちゃっているので、
それと同等のエロへの感度は明らかに持ってないなと、当社比で。

まぁこれからも、私は食欲派として生きていきます。


脱線を訂正する流れを完全に無視して全然関係ない話しましたね。


そういえば最近、ズッキーニが生で食べられるって初めて知って、
早速そうめんのつけだれとかにぶち込んだりしています。
きゅうりよりも渋みがなくて、ほわっと甘くまろやかで良いですね。
ズッキーニを生のまま細切りにして、
オリーブオイルと茹でささみと生トマトと塩胡椒で和えて、
少し砂糖と味の素入れて、ささみの茹で汁でまとめたら
とっても美味しいサラダそうめんが出来上がって歓喜しました。

茹でささみが万能すぎるんですよね……
ささみを皮のままの丸ごとニンニクと一緒に塩茹でしてるだけなんですけど、
茹で汁は良い出汁が出ていて、味噌汁にもラーメンにも焼きそばにも冷汁にもお茶漬けにもスープパスタにも雑炊リゾットにも最高だし、たぶん茶碗蒸しとかお好み焼きとかにも抜群に合うだろうし、
ニンニクは、臭み消しの役割ではありますけど、普通に茹でニンニクとして食べられて、ほら生のままのにんにくって皮剥きにくいじゃないですか、けど茹でてあるから、実が柔らかくなっててスルッと剥けるんですよ、
それをパスタに使ったり、ペーストにして芋やパンに塗って焼いたり、絶対ピザとかも良いし、普通に肉焼く時にも使えますしね、あと茹でてあるからお腹に優しいんですよね。
で、ささみは普通に簡単に手で裂けて何にでも使えるし、竹串で刺しておやつとかにもできますし、
いやーまじでささみって良いなと思いますね、最近ずっとこれです。

あとささみの出し汁って、結構風味がキリッとしてるというか、
はっきりとしたコクが出て、濃くて、めっちゃ美味しいんですよね。
しかも、他の肉と違って、茹で汁に油が浮かないので、
保存する時に凝固した油を取り除く手間がなくてとても良いんです。
最初、友達から教えてもらって、豚のバラ肉でやってたんですけど、
それもめっちゃ美味しかったんですけど、
さすがに脂が多いので、常備菜としてはちょっと抵抗があって。
なので安くて脂質の少ないささみにしてみたんですよね、
あたりでしたね。


もはや全然関係ない話をする縛りみたいになって
絵の話全然してないのに結構文字数きちゃってるんですが、
もう一つ食べ物の話しますね。
そしたら今回はこのまま雑談で終わろうと思います。お疲れさまでした。


最近、自宅かき氷にハマっています。
最初は、無性にアジアンスイーツが食べたくなって、タピオカとココナッツミルクと煮豆とフルーツ、みたいな盛り合わせを作ったんですけど、すんごく美味しいけど、もっと手軽にしたいなと思って。ココナッツミルクも連日じゃさすがにお金かかるし飽きるなって。

で、パートナーが沖縄出身なんですけど、
沖縄のぜんざいも作ってみたいって話になったんですね。
沖縄のぜんざいは、聞いた話によると、大きめのあずきみたいな何らかの豆(たぶん金時豆かささげ)を、黒糖でしっとり茹でたものと、もち麦が入っているらしくて、それだったら結構手軽だしいいねと、何となくで自分たちで作ってみていまして。

もち麦、かき氷と合うんですよね。。あもちろん黒糖とかの和な甘みとの組み合わせが前提ですけど。(あ、蜂蜜とかも合います)
もち麦は、生状態から茹でちゃうのが楽でいいんですけど、そこで一応じっくり20分以上くらい茹でたほうが、氷との食感が区別できていいですね。

あとお豆は、水にじっくり浸してからじっくり茹でる、でも食べられるんですけど、皮が気になるなら本当は圧力鍋がいいのかもしれないなーと思いつつ、自分は圧力鍋を持っていないので、そんな時は茹で汁ごと冷凍しちゃうと皮も柔らかくなりました。
茹で汁も黒糖のかき氷みたいになって美味しいです。

かき氷って氷削るだけだからすごい簡単なんですよね……テンション上がるし風流だしカロリー低いし、メリットだらけです。お腹冷えますけど。



さてそして、
今度9月に、東京国分寺のscond 2.というギャラリーさんで、
作品展を開きます。
これまでも、独立的に制作した短編アニメーションだったり、
抽象風景を描いたドローイング作品だったりを展示してきていましたが、
今回は、そういった「アニメーション作家・画家」としての活動を
一旦区切るための、回顧的統括的な展示にしようと思っています。

そこで、反省レポートじゃないですけど、
ちょっと自分でこれまでを振り返った冊子を用意しようとしていて、
今鋭意製作中です。

小野ハナってあんまりにもマルチだったじゃないですか(身も蓋もない……)、
一応そのおかげで、いろんなご縁があったり、
いろんな夢を叶えていただいたりしたんですけど、
そうなった経緯は決して全てが望み通りだったわけではなくて、
出自とかもめちゃくちゃ影響していて、
それが作品のクオリティとかをかなり揺らしていたんですよね。

その上で、この先どうやって続けていくのか、続けた先にどうなりたいのか、
そういうことを最近じっくり考えたりなどしていて、
それをご挨拶がてら整理したような冊子になる予定です。

グッズも、これまで作ってきたものをセットにして販売する予定です。
福袋ってやつですね。
今まで買っていただいた方には申し訳なくなるくらい
お得な価格に設定する予定です。(すみません……)
すでにお持ちの方には、先代は使い古していただいて、替えとして追加でお手元に、という役割でも良いですし、お裾分け用などにもどうぞという感じです。


宜しければぜひお越しください。
開廊日が少し不規則だったりしますので、
ご来場の際はカレンダーをご確認ください。


では。

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小野ハナ 作品展
『 いえ 』

2023年9月4日(月) 〜 2023年9月27日(水)
月〜木:11:00 〜 17:00  日:11:00 〜 18:00
お休み:金、土、祝、12日(火)、20日(水)

second 2.
https://second02.com/
JR中央線、西武国分寺線、 西武多摩湖線
国分寺駅北口より徒歩約3分
〒185-0012 東京都国分寺市本町 4-12-4 1F (103)
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小野ハナ
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