2024年12月25日(水)

〜メッセージプロジェクト2024音源制作サイドから〜

長文です⭐️

音源のレコーディングの参加された皆様、戸澤さんを始めとした映像制作班の皆様、現作家の千葉さん、バンドメンバー各位お疲れ様でした!

おかげさまで素晴らしい作品が出来上がりましたね。

リモートでレコーディングした2020年、2021年は別としてやはり一つの場所でワイワイガヤガヤRecordingをするのは非常に楽しいものでした。

あの盛り上がりが無ければ出せないグルーヴというものがやはり存在していて、その後家に持ち帰って編集する時も気分が全然違うものです。

何よりそれが各人の歌に出ているところですね。歌うことを何より楽しんで参加しているのがとてもわかるテイクばかりした。そのニュアンスばかりは後から修正効きませんからね。

ちなみに毎度メッセージプロジェクトではマイクはAKG D5というSM58より安く指向性が狭く高域が少し広がって聞こえるものを使っていますが、これは部屋の反響を考えてのセレクトです。あと酒タバコぶつかりなどリスクからコンデンサーマイクの持ち出しに二の足を踏んでました。

が、ミックスしてみていい加減自分の手でどうにかできるクオリティの壁を感じているので来年はコンデンサーマイクAT4040あたりを持ち出してみようかと、今日2本目を購入したので、ステレオでもいけます。

アコギとエレキギターのバッキングは僕が弾いてます。アコギはクリーンなストロークをするとGABIGABIっぽくないので、千葉さんの手ぐせを少し真似て野暮ったい感じを演出してみました。

ドラムはお馴染みミトモー氏です。タイトかつ終盤のフィルはアグレッシブですが、1テイクです。誰の常識になっているわけではありませんが、ミトモー氏は大抵いつも1テイクか2テイクで終了です。今回も鳴りの良いスティック捌きで心地よいビートを刻んでくれてます。

後から気づいたんですが、キックの音、もっと歪ませても良かったかな。わざと臭いアナログ感あってもカッコよかったかも。

ベースはケンジさんですが、低音のミュートフレーズから高音の「ベリっ」て音までとにかくこれまで以上に表情豊かに演奏されてます。そこに焦点を合わせて聞くだけでも1周楽しめますので、よかったら試してみてください。

ちなみにキックは60〜100Hzに焦点を当て、ベースがキックをサンドイッチしている感じの軽い棲み分けがされてます。ローエンドの聞こえる環境の人いたらそこも意識してみると面白いかもしれません。

間奏明けのアコーディオンはサーヤさん。なんというか、そもそもアコーディオン自体の音が良いので、耳が気持ち良いです。時間に余裕があったらコンデンサーマイクを使ってエアー感も同時に収められたらなお良しなので、今後トライしてみようと思います。

そして、バイオリンの山本さん。

要所要所に挟むオブリガードはもちろんの事、多重録音による擬似ストリングスのクオリティが高すぎる。シンセストリングスを2度と使いたくなくなるレベル。せっかくなのでホールリバーブを大胆にかけてさらにオーケストラ感を出してみました。

今回のバイオリンのテイクには極々最低限のローカットとマスキング対策以外のイコライザーをかけておらず、原音のクオリティの高さが窺えます。

....と長々お話ししましたが、今年の作業の終盤で僕のモニタリングの環境を一新したこともあり、結構納得いく作品が作れました。

もしかしたらこういう作業サイドのお話を出すと、面白がってくれる人もいるのかな?って思い、書いてみましたがいかがでしょう??

音に興味がある人、質問がある人など、もしよければコメントいただければ返信させていただきますので、今後とも是非是非よろしくお願いします!

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