10年前以上に出会ったらしい、どなただったかしら?っていう人から連絡をもらう。本に関係するイベントで出会ったとのこと、いまも本に関する活動をしているようなので、仕事の相談かシェア本棚に関する見学が希望なのかと思って快くOKを出した。
しかし、話のついでで別の人にちらっと話題に出したら、それは「か、勧誘のやつでは……」と不審がられる。
当日は台風直撃。
先方の指定場所は私にとっての近所なのだが、当人、現地にくるのに1時間かかったようで、わざわざ台風の日に、まさか、そんな。いっそオンラインでよかったのではと頭をよぎるところも。むかし懐かしい話題が多数。
まあ、せっかくの谷根千でと、西日暮里BOOKAPARTMENTから、日暮里のあほうどり跡地など話しつつ、往来堂で「D坂文庫」を見る。ひるねこBooksまでは立ち寄りたかったが、、充電が20%しかなかったためルートをミス。
そこそこ話も尽き?その場で別れる。帰り際に、用件を尋ねたら本当に、ただ会って話したかったんだ、というやつでって大変驚いた。
ははあ、そういうこともあるんだな~、とシトシト降る雨のなか寄り道。日暮里の「雑貨と本 gururi(ぐるり)」に。
本も好きだが、雑貨も好きだ。ジャンク品?が木箱にはいっている。とってもかわいい鉛筆削りを発見してしたところ、値段がないのう~、と思う。きっとこういうのはお高いんでしょ、と箱に戻していると店主さんが「無料です、おもちください~」と優しい声かけをしてくれる。
ええ~~!と内心の喜びが、「いいんですか~~?(確信)」と態度に爆発。
気持ちあげあげで『ザリガニの鳴くところ』を購入。台風で雨予報が心配だけども、これから池袋で映画を見にいくんです~、と告げると「いいですね」と笑ってもらいちょっと共犯してくれたような気持ちになる。お盆でお店あいているところもあったのに、谷中ぎんざはだいぶ空いていた。
『ザリガニの鳴くところ』映画化も気になる。
その後、池袋で野本梢監督の映画『3653の旅/彼女たちの話』を池袋シネマ・ロサで観劇。こちらはこちらで初日に台風直撃で心配になるのだけど、予想以上に多くの人出。勝手なる憧れとリスペクトの野本監督の人望たるやと、トークショーを眺め、感嘆である。
中編の新作2本。
どちらも女性の視点で物語が描かれれる。2週間の上映。劇場でぜひ。
Kさんとお話しつつのご飯のあと、そのままKさんはうちに宿泊していった。台風が原因ではなく、おしゃべりが終わらなかったからである。
ここまでお読みいただきありがとうございました。サポートいただいた分は、映画の制作費や本を買うお金に充てたいと思います。