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小野寺ひかりの短編小説

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オリジナルで書いた短編小説をまとめています。
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#文芸誌Sugomori

【掌編】小野寺ひかり『桃と花火』

セミの声がつんざく。くさのにおいが濃ゆい、夏の夜のこと。 あにの右手では、ゆらゆらと小さ…

【小説】小野寺ひかり『白い花と雨のこと』

 2人で借りたアパートには庭が付いていて、それが決め手になった。花でも育てよう、部屋の中…

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【掌編】小野寺ひかり「離婚記念日」

今月で2nd Anniversaryを迎えた文芸誌「Sugomori」。6月の特集として掌編小説をお届けします。…

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【小説】小野寺ひかり『片付けられない殺し屋』文学フリマ特別号

「文芸誌Sugomori」は、5月29日開催の「第34回文学フリマ@東京」に出店します。新刊「文芸誌S…

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掌編小説『さくら満開』小野寺ひかり

『さくら満開』 教室まで続く長い廊下。忘れ物をした私は、友人を校門で待たせたまま、急い…

【全文無料】掌編小説『5月』小野寺ひかり

Sugomori5月の特集として、季節の掌編小説をお届けします。 今月のテーマは『若葉』。書き手は…

【全文無料】掌編小説『はやる』小野寺ひかり

今月で1st Anniversaryを迎えた文芸誌「Sugomori」。6月の特集として、季節の掌編小説をお届けします。今月のテーマは『一周年』。書き手は小野寺ひかりさんです。 『はやる』 はやる気持ちを抑えようと、山本昭は自らの白髪頭に手をやった。 切りたての短髪が手のひらにわずかな刺激を生む。 人生は思わぬ出来事の連続だ。病魔に侵されたことを知ったときは、神も仏もあるものか、と運命を呪ったが今は己の中に存在する腫瘍こそ生きる糧ともいえるのであった。 余命は1年ーー

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小野寺ひかり『しあわせな結婚』

「なんだ、俺、中島さんに同情されてたんですね」 同僚の園田は照れくさそうに笑う。 “同情”…

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小野寺ひかり『生者でも死人でもなく』

――本当に人、なのか。 どうやら迷い込んだ者ではないらしかった。体に傷を負っているのか、…

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【全文無料】小説「冬の夜とワイン」小野寺ひかり

 山内聡士にとって、初めて飲んだワインはトラウマでもある。ヨーロッパ旅行で訪れたときの本…

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【全文無料】『バレンタインデー掌編小説』vol.2 小野寺ひかり

Sugomori2月号の特集は、おなじみになってきました季節の掌編小説です! 今月のテーマはバレン…

小野寺ひかり『令和3年の幽霊たち』

5月16日開催予定の文学フリマに #文芸誌Sugomori として出店いたします! そこで今月号は、文…

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