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【マンガ】セリフに関する悩み①

こんにちは
おのあまねです。

今回は、私が趣味で描いている漫画の悩みについて綴ろうと思います。

私の周りに漫画を描く知り合いが一人もいないため、果たしてこれがあるあるなのかどうかは分かりませんが、とにかくニッチな内容だと思います笑


01 |お題の漫画

いきなりですが、ウォンバットって動物をご存知ですか?※コウモリではありません。

ウォンバットは、オーストラリア南東部を中心に生息する有袋類の動物です。他に有袋類だとカンガルーが有名ですね。
見た目はコアラと似ており、木登りしないため「地上のコアラ」とも呼ばれています。

ウォンバット

見てくださいこのつぶらな瞳、ずんぐりしたワガママボディ。
かわいい、かわいすぎる。反則です。

しかもこのウォンバット、かなりの珍獣で、生態系も掘り下げれば掘り下げるほど面白いんです。

ということで、漫画にしてみました↓

今回はこの漫画を題材に、描く上で悩んだことを綴っていきます。

ちなみにこのウォンバットシリーズは、Xに何話か載せていますので、暇な方はぜひご覧ください。(フォローしてもらえるとめちゃくちゃ喜びます)

02|セリフと文字数

これは毎回悩まされます。
まず、漫画のセリフにはいくつか暗黙のルールがあります。
私がネットサーフィンで得た知識と、実際にジャンプに持ち込んで編集者から言われたことをまとめるとこんな感じ↓

セリフを簡潔に、絵で見せる
セリフの改行
フキダシ内の文字数はコンパクトに

他にも色々あると思いますが、ひとまず私が意識しているのはこの辺です。
これを踏まえて、今回悩んだコマがここ。

そのお尻 防御力 ほ乳類最強

うーん、なんかしっくり来ない。。

詳細を書くと、ウォンバットのお尻は厚さ6㎝ものシールド状の骨に覆われていて、どんな肉食獣の牙も通しません。
哺乳類最強の防御力と言っても過言ではありません。伝えたいことは「とにかくめちゃくちゃ硬い」ということ。
ただ、それを伝えられる文字数は限られています。

文字で絵を隠すわけにもいかないので、文字の配置、文字数はこの枠に収めたいところ。

だいたいタテ4文字 × ヨコ3行

文字を小さくすると文字数は稼げますが、読みづらくなるので、この場合、ある程度大きめの文字が望ましいと思います。あと強調したいので太字で。
となると書ける文字数ってものすごく少ない…

いくつかセリフを考えてみました。


哺乳類
最強の
おしり


おしりの
防御力999


おしりが
めっちゃ
硬い


鋼鉄の
おしり


言葉選びって難しいですよね。どれが伝わりやすいのか、それを客観的に判断できる考察力が欲しいものです。何なら100人くらいにアンケート取りたいくらいです。

03|最終的に

色々悩んだ挙句、こうなりました↓


お尻の
硬さは
鋼鉄並み


「硬い」を伝えるのに、たとえば「防御力999」だと、ちょっとRPG感というか、なろう系になってしまうので、人によっては「?」となってしまうかもしれません。

「めっちゃ硬い」だと、どれくらい硬いのか、具体的イメージに欠ける気がします。かといって小難しく「最高強度」と言い換えても、パッと伝わりづらい感じがします。

最終的に「最強」「鋼鉄」というワードに落ち着き、鋼鉄並みという表現を使いました。

でもやっぱりこれが正しいかどうか分からないんですよね。時間を置いて見返すと、違和感があって再度描き直してみたり…。
言葉選びって本当に難しい。

誰か教えてーー!!!

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