見出し画像

いわき市の医療・福祉をどう変える?小野こうき氏の医療・福祉の待遇改善策について、深堀ってみた。

こんにちは、政治ライターの三神利休です。

今回は、福島県のいわき市役所に勤めていた小野光貴(小野こうき)さんの政策のうち、医療福祉関連を深堀して詳しくインタビューしていきます!

小野こうきの略歴

まずは簡単に小野こうきさんの経歴を紹介します。

1993年福島県いわき市生まれ
いわき市立好間第二小学校・いわき市立好間中学校を卒業
県立磐城高校普通科、東北大学医学部医学科に進学後、2015年にいわき市役所に入職。
9年間勤める中で、高齢者福祉や医療、災害対策などに従事し、市の行政について幅広く知見を深める。
幅広い世代の声を集めた"新しい政治"を実現すべく、現在は日本維新の会・福島県支部の青年局長をつとめる。

医学部に進学した後に市役所職員となった異色の経歴の持ち主です。

そんな小野こうきさんがどのような政策を行うのか、詳しく見ていきましょう。

いわき市の福祉・医療の課題点

三神「まず、いわき市の福祉や医療の課題点は何だと思いますか?」

小野「大きく分けて2点あります。それは『情報連携の乏しさ』『医療&福祉従事者全体の人材不足』です。

医療における情報連携の乏しさとは、医療機関と福祉施設との連携が取れていないという意味です。

例えば、入院患者さんの社会復帰などは、病院など医療機関と、介護など社会福祉施設の間で、病状や支援の必要性などの情報が連携されることで、本当に必要な支援を行うことができます。

しかし、現状はこの医療機関と社会福祉施設の連携がうまくいっておらず、住民がすぐに必要な支援を受けられない状況にあるんですね。

より詳しく言えば、各医療機関で、情報のギャップがあったり、方式が違ったりすることで、なかなか情報共有に手間取っているという事実があります。

患者さんからしても、同じことをそれぞれの施設で聞かれ直したりして、うんざりすることもあると思います。

これらの問題を行政が間に入ることで改善できると考えています。」

三神「なるほど。では、2点目の医療従事者について教えてください。」

小野「はい。いわき市は比較的若い世代が少なく、かつ高齢者の方が非常に多い地域なんですね。

その中で、医師不足はしばしば問題として取り上げられてきました。

しかし、それは本来の問題を的確にとらえているとは言えません。なぜなら、医師だけを増やしたとしても大きな医療改善には必ずしも繋がらないからです。

住民にとって安心・安全に医療を行うためには、医師はもちろんのこと、それをサポートする看護師や薬剤師、理学療法士や栄養士など様々な専門家の力が必要です。

そのため、医師のみを増やすだけでなく、医療&福祉従事者全体の不足に対応することが大切だと考えます。

したがって、医療&福祉従事者の処遇改善などを図って人材を確保することは、いわき市の今後の存続にとって急務と言えます。」

三神「医療人材の減少が、先ほどの1点目の連携不足の問題の起因となっていそうですよね。」

小野「まさしくその通りです。医師を始めとして医療従事者が不足しているため、現場が大変な状況になっていて、そこまで手が回らないのが現状です。

そのため、連携の中心を行政が行いつつ、政治主導で人材確保に乗り出すことが大切だと思いますね。」

いわき市の福祉・医療の待遇改善を訴える小野氏

医療・福祉の情報連携改善

三神「医療・福祉の情報連携改善について教えてください。」

小野「そうですね。主な原因が人材不足にあるため、いきなりトップダウンで改善命令を出しても意味がないと思っています。

そのため、行政のシステム部分を見直して、行政側が中心となって連携を深めていくことが重要だと考えています。

例えば、行政が新しい情報連携の形を提案したり、呼びかけていくことで、より病院側の負担を減らしながら強い連携を築けるとも考えています。」

三神「なるほど。それは確かに連携強化に効果がありそうですね。」

福祉業界の待遇改善

三神「福祉業界の待遇改善については、どのような取り組みを考えていますか?」

小野「そうですね。福祉業界や医療業界の待遇改善はまだまだ課題だらけです。まずは新しい取り組みをすることで、「福祉はつらいもの」というイメージから、少しずつ変えていくことができればと思います。

最近では、"農福連携"という言葉も広まりつつあります。そのように他の業界と連携することで、人手不足や情報連携の課題を解決しつつ、イメージを変えていく。

いわき市の福祉にも、新しい風をもたらすことができればと考えています。」

人を集め、若者を活かすためにも助成金・補助金を

三神「最後に助成金や補助金について教えてください。」

小野「はい。新しい世代に対する投資は確実に必要と考えています。

現在でも、医学生に対する補助などもあります。それらの効果をしっかりと検証することで、よいよい補助金・奨学金・助成金を整えていく。

無駄なコストはカットすべきですが、必要なところにしっかりと投資していくこともとても大切だと考えています。

これらが実現できれば、いわき市も大きく発展し、それにより雇用も創造できます。」

三神「なるほど、具体的なお話を聞かせてくださり、ありがとうございました。」

いわき市医療センターHPより引用

おわりに

今回は、福島県いわき市の小野さんの政策の詳細などをインタビューさせていただきました。

もっと詳しく小野さんのことを知りたい方は、ぜひこちらをご覧ください。

ホームページ:https://ono-koki.com/
X(小野こうき):https://twitter.com/onokoki_
X(小野さんを応援する会):https://twitter.com/kokionopolitics
Facebook:小野さんのFacebook

若きいわき市のリーダーとも言える小野さんが、今後どのように行政に影響を与えていくのか、これからも注目していければと思います。

記:政治ライター 三神 利休

いいなと思ったら応援しよう!