10011

藁にもすがる思い

のように
消耗品にすがる思い

すがって掴み続けた手の中にあるものが消える

消えたのか、幻を掴んでいたのか

できるなら実在する消耗しないものを掴みたい
自分目線では何が在るもので無いものなのか
判別がつかない
感覚は脆い


人間を絞る
塩味が出る
また次の人間を絞る
甘味が出る

薄い関係値の人間と関わる感覚
一部の感覚を刺激し、それで終わる
悲しい。
人間はもっと興味深い存在であるのに。


大して疲れてないけど寝なきゃという時
とりあえず目を閉じる
それでも頭は回り続ける
シャッターを連続で切るようなタイミングに合わせて
視界に次々と情景がパシャパシャと浮かぶ(1秒あたり3枚のスピード感)
まるでジェットコースターに乗っているくらい目まぐるしく変化する
横になって目をつぶっているだけなのに
乗り物酔いした気分になる
段々速くなっていき自分の心の一部がどんどん置いてけぼりになってバラバラになっていく感覚
いつも怖くなって目を開けて途中下車するけど
そのままジェットコースター進み続けたら一体どうなるんだろう。
終わりを知らない、寝る前の脳内アトラクション。


スマホというホイールを回し続けるハムスター
情報を得なければならないという気持ちを目の前に縛りつけ走る


理想と現実の乖離
別々のレールに乗って離れ切る前に引き戻したいそれをするにも追いつかないメンタル



VJが楽しくてやっているけど
映像関係を仕事にすると死に追いやってしまう
そんな気がしている
自分が見たいものはこの世界には無いのではないか
夢で見たような心地よい世界観は現実には無い
探し求めて追いかける途中、命を絶つ気がした

理想は理想であるべきで
実現しないもの、できないものであり続けるべきなのかもしれない。
切り離して考え続けないと、生を保つことができない気がした。

心をすり減らしている黒いヤツは
自分の影なのかもしれない



そういえば5月でしたか、もう。
4月の多忙の反動とブッキング周りでかなり疲れている。あと就活の微妙な緊張で。

自分は何をしたいのか
何になりたいのか
何を求められているのか


常にナイフを胸元に突きつける感覚で
生き続けている


白と黒以外の、濁った灰茶色のようななんとも言い難い色を
そのままで在り続けさせていきたい

それだけ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?