190716_メバル

月1回、「食べる通信」で腕まくり(190716 今日と食べたもの)

190716 朝食

・味噌汁(じゃがいも、ワカメ、チャーシュー、卵)

定番、土井善晴先生の一汁一菜的味噌汁。
じゃがいもとワカメの組み合わせは、具が2種類でも食べ応えがあっていい。

ところで、朝は慌ただしく、食べた食器は流しに下げただけで出勤する。
なので、朝にご飯食にすると、夕飯前に箸と汁椀を洗わなければならない(ご飯茶碗は雑多に6つくらいあるのでなんとかなる)。
朝ご飯後に食洗機を回す時間を作れれば…と思うが、そういう次元は正直まだまだ遠い。

190716 昼食

・弁当(メンチカツ(市販)、かぼちゃとピーマンの煮物、ミニトマト、トウモロコシ、ご飯)

先週で勤め先の前期授業は終了、学生たちはそれぞれ全国各地の実習先に散っている。ふだんは昼休みこそ学生とのやりとりのピーク時みたいなところがあるのだけれど、実習期間は昼も静か。

せっかくだから昼休みを昼休みらしく使ってみたいと思って、このnoteも翌日の昼に書き始めたのだけれど、結局昼では終わっていなくて、休憩時間にちょこちょこ書いてみたりしている。

190716 夕食

・ウスメバルの煮つけ(ウスメバル、小松菜、ゴボウ、焼き豆腐、しめじ、そうめん)
・大根と油揚げの味噌汁
・ごはん

「東北食べる通信」を購読していて、月に1回、東北のどこかから食材が届く。生産者のことや、産地のいま、レシピなどが載った、読み応え十分の冊子と一緒だ。この取組みのアイディアが好きで、立ち上げた初代編集長の高橋さんのファンでもあり、数年来継続している(編集長は先月交代。新しい冊子もまた、読みやすくて良い)。

届く食材はいろいろだ。野菜あり、肉あり、魚介あり。量もいろいろ、購読料は定額なので、肉はちょこっと、海藻は山ほどだったりして、そこから一次産品の価格の幅を思う。

魚介類が届く月はちょっと緊張感がある。傷みやすいから、ちゃんとお届け日に受け取らなくてはならないし、早めに食べきらなくては。たいがい1尾まるごと届くから、捌く…とまではいかなくても、内臓を抜くなどの下処理が必要だ。

7月の食材は青森県小泊のメバル。発泡スチロールの箱を開けると、目の大きな赤い魚が鎮座ましましていた。
冊子に書いてある通り、腹に包丁を入れ、内臓を抜く。肝はおいしいから取っておくように書いてあるが、別にしておくのがいいのかよく分からないので腹の中に戻し、キッチンペーパーとラップで包んで2、3日置くと熟成してうまみが増すというからチルド室に入れ、いよいよ3日経ったのがこの日だったのだ。

冊子に載っていた煮つけのレシピは、メバルと一緒に野菜や豆腐を煮付け、そうめんを添えるという豪華なもの。せっかくなので書いてある通りの食材を揃え、別途そうめんも茹でて盛り付ける。
メバル1尾では3人分の主菜には少なかったので、邪道とは思いつつ、スーパーで買ったメカジキも一緒に煮た。

各自の皿に取り分けると、メバルはもはや何者かよくわからない白身のほぐし身となっており、警戒心丸出しで箸を扱う息子に「食べる通信で来た、高級魚だから!」と言い訳めいた説明をする。
口に入れた息子は「あ、確かにこれは味のする魚だ」と納得して箸を進め、確かに、上品な舌触りながら魚の旨味はしっかりするのだった。「東北食べる通信」で届く魚はいつも味の点では間違いなくおいしく、サワラは刺身が苦手な息子も生で食べてうまいと言い、調理技術のせいで見た目いまいちになったドンコのアヒージョも黙々と食べていた。

…2週間越しで長々と顛末を書いてしまうほどに、「東北食べる通信」で届く食材、とりわけ魚介類の調理には気合いが必要で、えいや!と腕まくりして包丁を握る気分である。
でも、日々「まわす」「こなす」感じで食事の準備をしている中で、月に一度くらい、腕まくりして調理して、食材と向き合う手応えがあるのは嬉しくて、「食べる通信」を取っている部分もあるよなあ。


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