旦那デスノートの恐怖。人間関係がこじれる、応援と期待の違いとは?
旦那デスノート…
先ほど、一緒にいる人が
Twitterを見ていて
「こわー」
と言っていたので、
見せてもらいましたが…
みんなストレスで
いっぱいなのでしょう。
「旦那デスノート」
とは、裏アカウントを使って
妻が旦那の悪口を思いっきり書く、
という現象だそうですが…
その単語を検索すると、
検索結果がまぁすごい。
なるほど、嫁まであるのか。
まぁ、そもそもこんな相手と
なんで結婚したのか?とか、
旦那がクズと言うのなら、
そのクズを選んだのは
自分の責任じゃないかとか、
ここまで不満があるのなら
すぐ別れたらいいのにーとか、
一緒にいる人は言ってましたが…
ここ数年、泥沼化していた
夫婦の話を耳にしていた私は、
「別れたくても別れられない、
という世間体とか生活事情が、
複雑に絡み合ってるのかなー」
と、ストレス社会の深さを
改めて感じさせられました。
ただ、私はこういう形で
ストレスを発散するのは、
脳科学的に見ても
あまり良くないと思っています。
それは、なぜか…?
例えばあなたも、
「部下を怒っているうちに、
どんどんヒートアップする上司」
を見たことがあるかもしれませんが…
人は、自分の発する言葉や
思考の影響を受けて、雪だるま式に
盛り上がる習性があるからです。
つまり…
悪口を言うことで
ストレス発散するどころか、
「もっと相手に腹が立ち、
相手を嫌いになる可能性が高い」
のです。
ママ友が集まって
旦那の悪口を言っているのを
聞いていると、そう感じます。
「なんか、言っているうちに
どんどん腹が立ってきたー」
なんてことを、
怖い顔して言っているのです。
…という話をしても、
おそらく旦那デスノートに
旦那の悪口を書いている本人は、
もうやめられないと思います。
もちろん悪いのは、
旦那かもしれませんが…
「すべて旦那のせい、
私は被害者」
という視点で本人が
物事を捉えている限り、
歩み寄りや解決はないからです。
ですから私も、そういう人たちに
自分の意見を押し付けるつもりは
ありません。
が…
こうやって冷静に今、
私の話を読んでいるあなたが
「こじれない秘訣」
を知っておけば、
この先で人間関係のトラブルを
回避できる可能性が高くなるはず。
そう思って、
「応援と期待の違い」
という話をシェアします。
●時として、応援が悪になる理由
後から本日のテーマと
繋がってきますので、
まずは真っ白な気持ちで
このテーマを読み進めてください。
あなたは好きなスポーツ選手や
チームがあるでしょうか…?
例えば野球チーム、
サッカーチームや陸上選手…
その選手を応援している時を
思い出してください。
彼らが勝つと、嬉しい。
「よく頑張った!」
と称えたくなりますよね?
しかし…
もし、あなたが応援していた
チームや選手が負けた時、
あなたはどう思うでしょうか…?
もし、彼らが負けた時にも
「よく頑張った!」
「次も頑張れよ!」
という気持ちになるのなら、
あなたが彼らに与えているのは
応援と愛情です。
けれども、もし少しでも
「なんだ、負けたのか…」
「なにやってるんだ!」
という気持ちが湧いたのなら…
それは応援ではなく、
「あなたの期待」
つまり、あなたの満足感を
満たす為の応援ということです。
勝ってほしいと期待していたのに、
自分の期待通りに勝てなかった。
だから、がっかりした。
ひどい人は、期待した通りの
結果を出さなかったり、
ミスをした選手のことを
責めることもあるでしょう。
相手が負けたとしても、
自分の望んだ通りの結果を
出せなかったとしても、
それを受け入れてあげること。
これが応援です。
相手が勝ったら喜んで、
相手が負けたら文句を言う。
これが期待です。
つまり…
期待は、する方も辛いし、
期待された方もプレッシャー。
意味のわからないところで
やたら責められる。
そんな泥沼を生み出すのです。
ちょっとイメージできない人は、
あなたが尊敬する人から
「期待しているぞっ!」
と言われた時と、
「応援しているぞっ!」
と言われた時をイメージすると、
その感覚の違いが解るはずです。
。。。
つまり、まとめると…
人間関係のトラブルや
相手に対するストレスは、
「相手に対する、過剰な期待」
が生み出している、ということです。
「自分はこうしてほしかったのに、
そうしてくれなかった」
「自分はこう言ってほしかったのに、
その言葉をかけてくれなかった」
きっとあなたもそれで
誰かを嫌いになったことが、
一度ぐらいはあったはずです。
当然、相手に不満だらけの人ほど、
相手への過剰な期待を持っています。
ただ…
あなたにはあなたの事情、
あなたの価値観があるように、
相手にも相手の事情、
相手の価値観があります。
そして…
相手もまた、あなたに
なんらかの期待をしていて、
不満を抱えているケースも
あるかもしれません。
そう、親しい間柄の
人間関係のトラブルに
「100:0」
は滅多にありません。
お互い様、ということです。
もちろん、その価値観や
自分勝手な視点が全く相容れない、
という人間も、世の中には存在しますし…
年月の経過や
なんらかの出来事をきっかけに、
ゴミに変わる人がいるのも事実。
ただ…
もしかすると、
「相手に対する過剰な期待」
を横に置いて
相手を見たり対話をすれば、
分かり合えることもあるし、
ストレスも生まれないのではないか…?
期待ではなく、応援の視点で
相手を見れば、見えてくる世界は
少しは違ってくるのではないか…?
あくまでも可能性の話ですが、
元々好きだった相手だったり
仲が良かった相手であれば、
「話せばわかる人も、中にはいる」
…と。
私は現時点で、そう思っています。
まぁ、不満だらけの人の視点は
「100%、あいつが悪い!」
「私はちっとも悪くない!」
「私は被害者、かわいそう!」
ですので、
何を言っても聞きませんし、
会話する気もない人が多いです。
だから、そうなる前に…
「期待と応援」
の違いを理解して、
将来親しい人とこじれかけた時に
問題を事前に回避できるように
なっておいてください。
私も10年間、健康をテーマに
人のライフスタイルの改善を
サポートしてきましたが…
「人間関係とお金のストレス」
というのは、心身の健康を
激しく蝕んでしまいます。
しかも人間関係においては、
どうでもいい他人とのトラブルより
身内や親しい人とのトラブルの方が、
数百倍ダメージが大きいのです。
ですからそうならないように
この視点は覚えておいてください。
この話は私自身が
「もっと早く知っておきたかったな…」
と思ったことですので、
必ず人間関係で悩んだ時の
役に立つはず。
参考になれば幸いです。