土星と冥王星

前回の記事からまた間があいてしまいました。

先日、と言っても数か月も前ですが、友人を鑑定しました。

ホロスコープを拝見すると、彼女のICあたりに土星、冥王星、木星が。木星はまあ置いておいて、土星、冥王星のICコンジャンクションはしんどいだろうなと思いました。

土星が来る場所はしんどいですが、見直しの期間にもなります。1ハウスなら自分自身、2ハウスなら自己価値など、彼女の場合は山羊座の4ハウスですから家庭、自分の基礎となる部分になります。土星がきたら試練の時期になりますが、約2年半ほどでひとつのサインを去っていきます。わたしにとって土星はなんというか、厳しい教師のようなイメージです。土星先生。各教室をまわりながら、さぼっていない生徒はいないか、ひとつひとつ確認し、不正があれば正し、無駄を省いていく。指摘された側はきついですが、踏ん張って頑張れば、それは自分の力になり、レベルアップする。楽しくないですが、必要な期間ですね。

問題は冥王星かな、と思います。冥王星は動きが遅い天体なのでひとつのサインが通過するのに１０年～３０年ほどかかります。ハウスに滞在する期間が長いのです。彼女のＩＣカスプは山羊座の２０°ですから、冥王星が水瓶座にイングレスしても4ハウスにこの先１０年以上はいる形になります。意識できるかと言えば難しいんでしょうが、重苦しく、なんとも言えない期間だと思います。アングルに冥王星がかかってくるひとというのはあまりいないので、かかってくるひとにとっては節目の時期になります。彼女にとっては4ハウスですから、自分のホームですね。

言いようのない閉塞感、首から下だけが生き埋めにされたような感じ。冥王星はあるかなしか極端なので、根っこはとらないけどいまあるものを更地にしてしまうような、強制リセットがかかったような感じになります。

すみません、続きます。