森の民に恋をして
近頃、「生態系システムの中での人間の本来の役割はなんなのだろうか」という疑問がぐるぐると頭の中を駆け巡っている。
森を海を地球を破壊することが我々の使命なのだろうか。
いや、誰もそんなこと望んでいないはずだ。
他の生物たちと同じように食うも食われるも全てが他の生物たちと繋がっていて、それこそが生そのものであるように、かつて動物人間だった頃のように。
そんな風にして他の生あるもの達と繋がっていたい。
これが私の人生の中での大きな目標であり、生きる意味であるような気がしてきた。
作るもの買うもの食べるもの全てが土へ森へ海へ還り、その一部となれるように。
中部アフリカ熱帯雨林に棲むピグミーたちは狩猟と採集を生活の基盤として生活を営んでいる。その姿から「森の民」と呼ばれている。
着るもの、食べるもの、住まうものそのほとんどが森の資源からの恩恵を受けており、土に還る。
そんな生活を営む彼らに私は恋をした。
私の人生のお手本のような人たちであると同時に、強く親しみも覚える。
いつの日か彼らと共に寝食を共にできる日を夢に見て毎日過ごしている。
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