見出し画像

劇団四季 ライオンキング 観劇 2024-09-07

ミュージカル「ライオンキング」を観劇した。
2024-09-07 17:30 有明四季劇場

子供の頃、舞台を観に行った記憶がある。
親に連れられて行ったのか、学校かなにかの行事で行ったのか定かではなく、演目の名前も内容も何一つとして覚えていない。ミュージカルだったのかストリートプレイやバレエの類だったのかすら覚えていないが、部族的な衣装を纏った人々によって演じられていたことだけは覚えている。

大人になってから、あの舞台はライオンキングだったんじゃないかと考えていたが、ようやくその答え合わせをする時が来た。

舞台装置×人形劇×衣装=ライオンキング

観る前にライオンキングの演出について知る機会があったんだけれど、確かに通路席をとった方が良さそうだ。そんなことを知らない半年前の私はこれ幸いとドセンターを確保していた。それはそれで演者がよく見えるし、音の響きも自然で良かったのだけれど。

開場してから、こころなしか通路寄りの席に座っている人が多い気がするんだけれど、なんだかんだ満員になったのでリピーターの人々がどうしているのかは気になるままだった。

実際に始まると、ライオンキングでしか見られないような舞台装置と人形劇と部族的な衣装とさらに被り物が融合した、迫力ある演出でなかなか楽しめた。
幕開けの時点で既に元が取れたような圧巻の演出だ。

彼らは人間なのか?

劇中の「人殺し!」というセリフが気になってしょうがなかったんだが、これ 'Murderer!' だよね。
なんと訳すのがよかったんだろう。改定する機会なんていくらでもあったと思うのだけれど、そうしていないということはなんらか拘りでもあったんだろうか。でも、個人的に好きではないオペラ座の怪人の訳もずっとそのままだしなあ。

終わった後も考えていたんだけれど、もしかしたらストーリーの中核の動物になるにつれて、人形や着ぐるみから人間に近い容姿になることと関係しているのかもしれない。シンバに至ってはもう仮面を頭に乗せた人だ。
言葉と容姿ともに動物ではなく人として扱うことで、その言葉に対しても強い意味を持たせたかったのかもしれない。

で、あれはライオンキングだったのか?

Perhaps No.

いいなと思ったら応援しよう!