世界でいちばん眩い太陽
「太陽のような人」という形容がよく似合う人はたくさんいる。自分の周囲にも思い当たる人はいるし、表舞台に立つ人にも数多いるだろう。明るい人、天真爛漫な人、輪の中心にいるような人。そういう人の眩さに私たちは「太陽」と名前をつける。その眩さが分かりやすく伝わる形容だから。
長尾謙杜さんを初めて生で観た瞬間、本当に自然に、何も意識せず、気づいたら「太陽だ」と思っていた。明るいからとかそういう理由からではない。
その圧倒的な光力と、引力。
恒星らしく輝きを放つ謙杜くんは本当に太陽だった。
どこで歌っていようと、どこで踊っていようと、双眼鏡を構えると瞬間、あなたにピントが合うくらいには強い引力が働いている。ステージという夜に輝く太陽は、とても美しかった。
そして私はその太陽が心の底から大好きで、その光を浴びることができる世界にいられることがこの上なく幸せだ。
今一回1600字くらい謙杜くんの好きなところを書き進めていた。いっぱいあった。そこまで書いても10分の1も書ききれていなくて、これはとんでもない長さになっちゃうなと思ったから、えいっ!て全部消しちゃった。どんなに言葉を紡いでも足りないほどに好きだし、言葉にすることが野暮にすら思えた。なんでだろう、なんだか言葉にするとあなたの素敵なところが平面に閉じ込められちゃいそう。だから辞めた。どこが好きとか、なんで好きとか、簡単そうで難しい話は置いておく。
謙杜くんがアイドルにならなかった世界線ってどんなだろう。あまりにもアイドルという物語が謙杜くんに似合いすぎていて、そして私はその物語がたぶんいちばん好きだから、想像できない。でもきっとなんにでもなれるんだろうなぁ。頭の回転が速くて、アイデアに溢れていて、感性が豊かで、気が付いたら人の懐に入り込んでて、活力に溢れている。謙杜くんは素敵なひとだから、きっとアイドルじゃなくても豊かな日々を送れたと思う。
だけど謙杜くんはアイドルを選んで、選び続けてくれている。ステージで輝く謙杜くんを観る度に、その選択への感謝と愛でいっぱいになる。ステージの上で輝く謙杜くんが何より大好き。誰かを笑顔にしようと、自分が満開の笑顔で両手をいっぱいに広げて花道を駆け抜けていく姿は、何よりも眩い。
なにわ男子が結成されて、私がちゃんと追い始めたのは2019~2020辺りで、そこからしか謙杜くんのアイドル人生を知らないけれど、年々自分の中のアイドル像が確立されて、3年前デビュー発表で涙を拭っていた青年のアイドルは、自分の魅せ方一つひとつに意識を宿すスーパーアイドルへと成長しているのをひしひしと感じる。
ジュニア時代から謙杜くんのパフォーマンスは輝いていたけれど、今の謙杜くんのステージを観るとどこもかしこもさらに素敵になっていて、それは紛れもなく謙杜くんが積み重ねてきた経験とかそこから得たたくさんの感情とかそういうものから生まれているんだろう。毎回これ以上ないくらい成長した姿を見せてくれてその度にオタクは嬉しくて幸せなのに翌年になるとさらに素敵になった謙杜くんが待っている。その変化が青天井で、日々たくさんのことを吸収しようとする謙杜くんの姿勢がそういうところに表れていくのがとっても楽しい。
急に消えてしまいそうな儚さとかふとした瞬間の翳りとか、でもそんなの吹き飛ばすくらいのエネルギーとか、長尾担しか見ていないであろう瞬間のちょっとした表情の変化とか、全身で大きく踊っているけれどどこか余裕が見える瞬間があるところとか、謙杜くんをずっと見つめているとその機微に鼓動がどうしようもなく高鳴る。
私は謙杜くんのアイドル人生において何も選択権がない(要らないし)。だからこんなことを言うべきではないのは分かっているし、もし謙杜くんの選択が異なっても私は何も否定も、批判もしない。賛成する。もしもアイドルを辞めたいと思う日が来たらその決断を心から尊重する。謙杜くんが下した決断が謙杜くんの人生においてはいつも正解だから。だけどどうか、一秒でも長く、アイドルを楽しいと思っていてほしい。
去年の秋ごろから私が心配だったのはそれだけだった。いつもたくさん愛をくれる謙杜くんに、SNSで投げかけられる言葉を目にしてとても悲しかったから。こんなことになるならアイドルなんて続けなきゃよかったなんて絶対に思ってほしくなかった。だってあなたの輝きは唯一無二で、そしてとても眩い尊いものだから。謙杜くんは強い人だし、アイドルという職業に誇りを持っている人だからそんなことは思わなかったかもしれない。だけど誰がなんと言おうと私はアイドルの長尾謙杜が大好きで、出来る限り長く、謙杜くんがアイドル続けてもいいかなと思えている間は、私も好きでい続けたい。しんどくなったらやめてもいいよ、なんて簡単に言えないし、実際しんどいこともたくさんあるのだろう。
それでも、アイドル・長尾謙杜が大好きなひとがたくさんいることをいつも忘れないでほしい。そんなに心の真ん中に置かなくていい。もし四方が真っ暗な気がするときが来たら、よく目を凝らして探してほしいだけだ。そこには謙杜くんに今までたくさん照らしてもらったオタクたちが今度はあなたを照らそうと、あなたより遥かに少ない光量を持ち寄って必死に光を当てているから。だから不意にやめたくなったときに思い出したら輝いていて、それがあるからもうちょってやろうかなどうしようかななんて、あなたの心に少しでも響くような景色をたくさん見てほしい。一緒に、見せてほしい。別にその景色に動かされて踏みとどまらなくていい。だけど「アイドル、楽しかったな、幸せだったな」と思う時間が少しでも長く、豊かに訪れたらいいなと思う。だから今、私は出来る限り最大限の愛を謙杜くんに送り続けたいんだ。
謙杜くんは知っているのかなぁ。毎日スマホについているポジティブリングを見て今日も頑張ろうと思えていることとか、雨の日も謙杜くんの声を聴きながらだったら軽い足取りで学校に向かえることとか、どうしようもなく不安なときなにわ男子の曲を聴いて、姿を観て、好きを積もらせて前を向いていることとか、金曜18時が特別な時間で、金曜だと気が付くと途端に頑張れる気がすることとか、謙杜くんがブログで見せてくれる空が大好きで、スマホというフィルターを通して謙杜くんと景色を共有できることに大きな喜びを覚えていることとか。謙杜くんがデザインした衣装が褒められていると自分のことのように嬉しいこととか。
ブログに綴られた愛の深い言葉を何度も何度も読み返して宝物のように心にしまっていることとか。
謙杜くんの解釈で彩られた、どうしたって目が離せない強い引力のパフォーマンスが特別に大好きなこととか。
謙杜くんを好きでいられることがこの上なく幸せだと感じていることとか。
謙杜くんがいつも笑顔でいられたらいいのにな、と願っていることとか。
笑っていてねもこちらのエゴだけど、それでもやっぱり君は笑顔が似合う。無邪気に嬉しそうに、その顔を綻ばせてメンバーを、カメラを、会場を見ていてほしい。謙杜くんを苦しめるものを私は何一つ取り除いてあげられないけれど、味方であり続けるから。そしてそういう人はたくさんいるから。何の憂いもなく、どうか自由に、のびのびと駆けて、羽ばたいていってほしい。
優しくて、無邪気で、細やかで、エネルギーに溢れて、素直で、とっても素敵な謙杜くんがだいすき。
22歳も謙杜くんらしく、たくさんの空を駆け巡ってください。その太陽を私は地上から眩く見つめます。これからもあなたの引力に抗えないまま、あぁ勝てないなぁと思いながらその姿を追いかけ続けさせてください。
美味しいものたくさん食べて、ふかふかのベッドで寝て、毎日すこやかに、できれば笑顔で過ごせますように。
だいすきなひと、お誕生日おめでとう