【コラム】耐水実験〜理科は嫌い〜
竹が剥がれて芯材だけとなったので、実験をしてみました。
理科の実験は大嫌いだった弓右衛門。
理由の1つが同じことを繰り返してデータを取る、という反復作業が苦痛でした。細かい重さを測るのも面倒でした。
今回は1回だけなのでサンプルとしては心許ないですが、参考程度ということで。
準備
芯材をカットします。(もともとアクセサリー作る用だったので、長さバラバラです。)
それぞれ違いをもたせます。
左 紙ヤスリ(#400)で磨く
中 左をイノシシの牙で磨く
右 中にカシュー塗料を2回塗る
重さを測ります。
左 11.30g
中 12.83g
右 12.66g
これで準備完了です。
実験内容
用意した3つの芯材を1日水に浸します。
1日後に水気を拭き取り重さを測ります。
芯材がどれだけ水を吸ったのかを確かめます。
結果
左 紙ヤスリ(#400)で磨く
中 左をイノシシの牙で磨く
右 中にカシュー塗料を2回塗る
左 11.30g → 12.43g(10%UP)
中 12.83g → 14.15g(10%UP)
右 12.66g → 13.48g(7%UP)
考察
左 11.30g → 12.43g(10%UP)
中 12.83g → 14.15g(10%UP)
右 12.66g → 13.48g(7%UP)
塗料を塗っていないものと、塗ってあるもので差がでました。
イノシシの牙で磨いた芯材は吸収率が悪くなるかと思ったのですが、そうでは無かったです。(断面積の違いもあるので、サンプル数を増やせば結果が変わるかもしれません。)
カシュー塗りは3.0%の差が出てるので、吸収率が悪くなってることが分かりました。
塗料を塗ることで湿気に強くなる、ということは明らかになりました。
※竹弓はここまで断面が見えることはないですし、水につけることはありませんので、実際にはコンマ数%の差かなと考えています。
その後
水につけた芯材を5日ほど放置していたら、変化がありました。
芯材同士の接着面が浮いてきていました。
水分を吸って膨張した木材から水分が抜けて、元の大きさも戻ったことが原因かと思います。
竹弓だとここまで水分を吸うことはないので顕著に浮くことはありませんが、水分厳禁ということが改めて分かりました。
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