063_竹弓を守るために矢を重くする★
久しぶりの「入門編」に対してのアップデート記事ですね。
どちらかというと矢の話になります。
それ故に、竹弓の扱いに習熟してきた人向けの「没入編」ではなく、
竹弓を扱い始めた人に向けた「入門編」に追加することとしました。
一文で復習しましょう。
竹弓に軽い矢を使うことは竹弓が破損する危険性があります。
そうであるならば、極力重たい矢のほうが竹弓の破損防止の観点からいえば適しているといえるでしょう。
重たすぎると狙いが狂うので、自身の狙いと相談してください。
このような考え方もあるのか、くらいの軽い気持ちでお読みください。
選択①:カーボン矢を選ぶ
「矢が重たくなるなら、飛ぶ矢を選べばいい!」というシンプルな考えです。
カーボン矢はジュラ矢よりも直進性に優れます。
同じ狙いにした場合に上方向に飛ぶ傾向があります。
それを防ぐために矢を番える位置を上にして調整したり、
狙い自体を調整したりと、個人で工夫しています。
上記のような工夫をするならば、カーボン矢を重くして、番える位置も同じも狙いも統一したほうがいいと思いませんか?
重たいほど竹弓には優しいですし、ジュラ矢と同じ感覚で引けると思います。
選択②:インサートを入れる
「インサートを入れたら重たくなるじゃん!」
はい、その通りです。
ここも工夫で解決できる部分があります。
・番える位置を変える
・藤を巻き替えて狙いを上げる
ジュラ矢、カーボン矢、竹矢、どれを選んでも構いません。
すぐに重たくするならば、この方法しかありません。
重心が変わりますし、狙いも変わりますので、的中に影響するかは自分次第になります。
選択③:シャフト自体を重くする
ワンサイズ上のシャフトを選びます。
1913 ⇒ 1914
2015 ⇒ 2115
などシャフトの厚みや直径が変わることで、結果的に重くなります。
重たくなるので、下に飛ぶかもしれません。
箆張も強くなるので、前矢が出るかもしれません。
かなり重たくなるので、要注意です。
どっちか迷ってる場合は、竹弓には重たいほうがいいです、と云っておきましょう。
矢飛びの良い羽根を選択することで、デメリットを打ち消せることがあります。
例えば、頑丈だからといって、軽い矢に尾羽をつけてる場合に、それは無駄な重さです。尾羽根は手羽根よりも重たく、硬いです。空気抵抗を諸に受けてしまいます。柔らかい羽根を使用することで少し飛びやすくなります。
選択④:シャフトの形状変更
皆さんは基本的には一文字のシャフト・箆を使ってると思います。
矢飛びが良いとされる麦粒形状にしてみる、という方法があります。
近的に対してはどこまでの恩恵があるかは分かりません。
個人的な感想でいうと、1g重たくしてもカバーはしれくれました。
最後に
この記事には箆張りの強い矢のデメリットをあげていません。竹弓を扱い人は重々に承知してると考えていますし、手の内の技術でもある程度のカバーできることと期待してます。
前に飛ぶ傾向があるなら、握りを工夫するだけでも効果が見込めます。
無料公開をすると、誤った情報として浸透する可能性がありますので、
自身の中にしっかりと落とし込んだうえで、矢を選択するようにお願いします。
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