053_故障した竹弓の行方

竹弓で多い故障は笄です。
外竹にの繊維が切れることですが、笄が起きたら使えなくなるわけではありません。
使い続けると、故障が広がって折れる可能性はありますので、修理に出すことをオススメします。
ここで問題になってくるのは、以下の3つになると思います。
同じ強さになるか?慣らしはどうするか?どこに持ち込むか?

修理した弓は同じか問題

同じ弓にはなりません。修理前後で使う竹が変わるので、100%同じにはなりません。
強さも同じになる保証はなく、強くなったり、弱くなったりします。
外竹替えをするときは、同じような硬さの竹を使いますので、近くなるが完全に同じにはならない、と思ってください。

すぐに引いていいか問題

修理から返ってきた弓は的前で引いてもいいか?
Noです。弓打ちには裏反りが欠かせません。裏反りが落ち着くまでは張り込んでほしいですし、新弓と同じくらいの慣らしを行ってほしいです。


どこに持ち込むか問題

購入したお店に持っていく

販売した責任がありますから、修理のための発送を快くやってくれることでしょう。
どこに発送されるかは分かりませんが、弓師本人の元に送るのが一般的です。
デメリットは、竹弓巡りで遠方のお店で購入すると持っていく手間があることです。
購入したお店が弓師と直接取引がない場合は、仕入れ元の店舗にお願いすることがあります。

近くのお店に持っていく

近くて便利、地元のお店!
ここで購入した場合は上記と同じです。
他店購入の場合には反応は様々です。取り扱いのある銘なら弓師と取引があるでしょうから安心です。
取り扱ってない銘だと弓師にお願いするか、取引がある店舗にお願いすることになります。

弓師に直接持っていく

他銘を修理しない弓師もいますが、どんな銘でも修理を請け負ってくれる弓師もいます。カーボン有無を関係ありません。
やり取りがある人は直接持ち込んでもいいかもしれません。
価格もお店に持っていくよりは安い可能性はあります。
お店に持ち込むと往復送料が含まれているので、その分は高くなると思ってください。
弓師のところまでの交通費はかかりますが。。。自分で発送する場合は個人で送ることになるので運送料はかなり高くなります。

ここから先は

1,073字

竹弓を扱い始めた人からある程度使い慣れた人まで、より深く楽しく学ぶために作成したマガジンになります。 これ1冊あれば、だいたいの場所で安心…

期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?