【コラム】籐の数はいくつがいいか?★
籐の数はいくつがいいか?
上下の切詰め籐と矢摺籐の最低3箇所は必須です。これを3箇所巻といいます。
他には5箇所巻き、7箇所巻が一般的でしょうか。
(重籐弓は何箇所なのでしょうか?機会があれば数えてみたいものです。)
5箇所巻には2つのパターンがあります。
①握り革の下に1箇所+矢摺籐上部に1箇所
②矢摺籐上部に2箇所
①の上部の籐は飾り籐といい、模様を作ることもあります。
②は三階籐といって、(たしか)尾州竹林流の巻き方だったと思います。
3cm巻いて、1cm感覚を開けて、また3cm、、という決まりがあった気がします。
ただ、競技規則で矢摺籐は、6cm以上と決められてるため、6cmを3つ巻く人もいるようです。
前段はこれくらいにします。
籐は何箇所巻くのがいいのか?
そう、3箇所をオススメします。
理由は3つあります。
理由① 手間が少ない
竹弓は村取りをしてこそ、射手とのシンクロ率100%を達成できます。
籐を外して村取り、終われば巻き直す。
数が少ないほうが楽でいいのです。
村取りは2回も行えば立派になるでしょう。最後に7箇所にするのです。
理由② 価格が安い
お店で5箇所以上にすると割増されることがあります。
自分で調整して、自分で巻き直す場合も5箇所だと材料費が余分にかかります。
何回も巻くことがあるのであれば、安いほうがいいですよね。
理由③ 握りサイズ調整が楽
握り部分の長さに規定はありません。
購入時のゴムの長さそのままにしてる人も多いので、変えてみてはどうでしょうか?
手の内を整える場合も握り部分を小さく作るとブレが少くなると考える先生もおります。
また、弓返り時には手から見える握り革が少ないと、ズリ落ちた印象を少なくすることができます。
追記 日焼け
籐があることで色ムラができます。
年月が経過した竹弓ほど顕著です。
弓右衛門は色ムラが気になるので、”ここに決めた!”という段階になるまでは巻く箇所は最低限にしたいと思ってます。
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