【コラム】竹弓を守れない人3選★

竹弓を守れない人、、いわゆるダメにする人の特徴を3つ紹介します。(個人的見解です)
皆さんのご意見、お待ちしております。
※今回もランキング形式ではありません。

1つ目 愛がない人

竹弓に限らず、弓具の点検は必須です。
籐の損傷、弦の状態、把の高さ、etcは合成弓でも求められます。
竹弓では成りや弦通りもポイントになります。
日頃の扱い方やメンテナンスが竹弓を長持ちさせるコツです。
愛が無い、というのはただ引ければいいと思ってる人です。成りを気にしない、落としても気にしない、張ってからすぐに使う、買い換えればいい、など道具としての認識しかない人です。
弓道は安全が最優先です。
メンテナンスをすることで道具を大切に扱いましょう。
まして、竹弓の故障リスクを考慮せずに使う人、愛をもって扱いましょう。

2つ目 射技が伴わない人

射技の影響を受けやすいのが出木と笄です。
出木は弓に過剰な捻れを加えてしまうと発生します。

笄はさらに上押しをかけすぎると発生します。竹弓をよく壊す人、よく見ておいてください。
今度の練習で引成りに注目してください。
普通に引いたときと、上押しをかけたときでは、後者のほうが上成りが膨らんで、下成りが立ちます。
上成りの外竹の繊維がより引き伸ばされていますので、限界を越えやすくなっています。
笄をよく起こす人の原因はこれです。
上押しで負担をかけたところに過度な捻れを加わっていると、、、笄の発生確率は上がります。

過度な捻りは打起こし→大三での受け渡しで必要以上に弓に捻りを加えることです。
繊維素材のものって捻り方向に弱いイメージありますよね。
本来は不要なストレスがかかってる状態で引っ張られる、外竹だって耐えられません。

他には、緩み離れが原因となりえると教わりました。
原理は分かりません。繊維が縮む方向に慣性が働いてるときに、さらに縮む力が上乗せされて、振幅が大きくなるからでしょうか?(理科の波の実験を思い出しながら)

竹弓が悪いこともある。しかし、射手にも原因があることは知っておくべきです。
どのように引けば緩まないか、過度な捻りが加わらないか、上押しがかからないか、は指導者にお聞きくださいませ。

3つ目 人のアドバイスを聞かない人

1つ目、2つ目の内容を読み飛ばした人、3つ目に当てはまります。(特に2つ目)
「自分は大丈夫、問題ない」という過信が原因です。
「癖がついてるから、張り方はこうしたほうがいいよ」
「弦を直して。関板が折れるよ」
「張った直後に肩入れしないで」
あなたのために指摘している当たり前の注意事項を聞き流す行為、竹弓の寿命を縮めてます。
自己責任と思って見逃したほうが波風は立ちませんが、竹弓が雑に扱われてるのは見逃せません。

射技は自分では気がつくのが難しいですから、指導者も注意が必要でしょう。
しかし、竹弓の動きは分かります。
弓への力のかけ方で弓が動くことを理解していると、射手にも竹弓にもプラスに働きます。

以上、竹弓をダメにする人3選でした。
他にもありますが、皆さんの意見もお待ちしております。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?