【Skyにおけるフレンドとの在り方】を考えるnote(1)-雨林の救世主たちが教えてくれたこと-
「Sky 星を紡ぐ子どもたち」。「風ノ旅ビト」を作った会社が生み出した、あたたかく不思議な世界。
SNSを通じて容易に外部へと繋がれるようになった今、ゲームの中で出会い・繋がった「ゲームのフレンド」との在り方を考えようと思い、自分の考えを整理する意味合いを込めて書き記します。
今回は私自身のことを一つ。
今ではソロだけではなく、フレンドさんとも一緒にSkyを楽しんでいますが、初めの頃はそんなこともなくて……あることをきっかけに、Skyのフレンド制度に対する考え方を改めるようになりました。
ほんの数ヶ月前の、私のお話です。
物言わぬ『フレンド』
2023年11月。
この頃の私は、攻略オンリーのソロプレイヤーでした。Skyをプレイすることで別のゲームの通貨をもらえる、所謂『案件』にチャレンジしていたのです。
それ故に「フレンドはハートのために欠片を送りあえれば十分≒ビジフレだけで充分」と考えており、Skyのフレンド制度にもかなり否定的で懐疑的。
突然のフレンド申請もほとんど断っており、道中でフレンド申請されたら構わず逃走。今思うと大変に失礼なことをしました…
こんな調子ですから、フレンドというフレンドはせいぜいが攻略サイトの掲示板で募集した、少しばかりのビジフレしかいませんでした。
変な話、ビジフレよりも攻略サイトのほうがよっぽどフレンドだったかもしれません。
困ったことをいつでも教えてくれる、
検索して調べれば適切なページが表示される、
そういう意味では、とても親切な存在。
攻略サイトは物言わぬフレンドでした。
雨林の救世主たち
一匹狼でいることのリスク
転機は急にやってくるもの。
案件を無事に終え、フレンド制度のことは懐疑的に思いつつも、Skyを続けていたある日…
大樹の季節のクエストに悪戦苦闘。複数人でないとクリアできないので、通りすがりの星の子さんに助けてもらえるまで、毎度毎度かなりの時間を要していました。
そしてとうとう、スポットライトを集めるクエストで、何十分待っても、何十分大鳴きしても、人が集まらずに困り果ててしまいました。
だけどそれは、うっすらとわかっていたはずのこと。
フレンドをほとんど作らないことの意味も、
物言わぬフレンドは手を差し伸べてくれないことも。
「ちゃんと『フレンド』を作っておけば、
相談くらいはできたかもしれない…」
星の子も、精霊も、現実の人間も、
『一人』では生きて行けないことも。
『一人』をやめた時
諦めてホームへ戻ろうとした矢先…
1人、そして間を置かずにまた1人と、
2人の星の子さんがやってきました。
2人は間髪入れずに魔法をかけ、花火を出したり、楽器で音を鳴らしたりのどんちゃん騒ぎを開始。とにかく、周りに目立つように計らってくれたのです。
「知らない人なのに、こんなに助けてくれるの?」
大して魔法を持っていなかった当時、私の星の子は、さっきと同じように大鳴きするしかありません。また同じことの繰り返し…でも、今度は『一人』ではありません。
「最後までやり遂げないと、
折角来てくれた2人に申し訳が立たない!」
もうホームへ戻ろうとは思いませんでした。
救世主たちが灯した心の火
それから5分ほど経った頃、最後の1人が飛んで来てくれました。1人で何十分鳴いても誰も来なかったのに、奇跡が起こったかのような、そんなタイミングです。
呼びかけてくれた2人が、自分のことのようにエモートで喜びを伝えてくれたのを今でも覚えています。
心あたたまる助けに感動し、何度をお辞儀したのは言うまでもありません。
私はクエスト中も画面の向こうでずっと笑顔でした。こんなにニコニコしながらSkyを楽しんだのは初めてかもしれない…そんなふうに感じながら。
そうして滞りなく無事にクエストを完了させたとき、2人からまさかのフレンド申請が…!
いつもなら逃げていたでしょう、でも、もう逃げることはしません。申し出を有り難く受け入れました。
Skyにおけるフレンドとは、
名前を知らずとも助け合える、
あたたかな存在であること。
2人の星の子さんから教わった、大切な考え方です。
変わる心と変えない思い
それからというもの、Skyのフレンド制度に対する抵抗感がなくなりました。
パン焼きやウニ焼きの待ち時間で一緒にエモートを楽しんだり、暴風域でキャリーした星の子さんからのフレンド申請を受け入れたり、チャットが好きな星の子さんとチャットも楽しんだり…自分で言うのもなんですが、人が変わったかのような思いです。
そして、大切なことがもう一つ。
ビジフレだけを求める星の子さんの気持ちも忘れないようにしています。元から交流を好まず、フレンド系デイリーだけやむを得ず行う星の子さんもいるはずです。
全てが全て、自分と全く同じ考え方を持つ星の子さんは、きっといないでしょう。現実の人間同士も例外ではありません。かつての自分の考え方は改めつつも、無交流を好む方への配慮もある程度は必要です。
フレンドとの関わり方・在り方も、人それぞれ。
そのことも忘れずにいたいものです。
救世主たちに感謝
長々とお話してしまいましたが、これで今回のお話はおしまいです。雨林の救世主たちと出会わなければ、皆さんとお話することもなかったかもしれません。不思議な出会いに、感謝です。
次回は【フレンドとの距離感とマナー】について考えたいと思います。