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横浜→東京で夜景クルーズだと・・・?

一体どういう訳なんだい

みなさんは、東京〜横浜を移動するとしたらどうしますか?

恐らく多くの人、というか9割9分が東海道線、東横線、京浜急行などの電車を使うでしょう。まさか徒歩で行こうとする人はおるまい。まさかね。




ですが、実はなんと船でも行けるらしいのです。それも夜景を眺めながらの優雅な船旅。お高いんでしょう?

いえいえ、それが1000円なんですよ。安くないですか?いや、決して私は東海汽船の回し者でもなんでもないのですが、安くないですか???


東海汽船HPより

その名も「東京湾夜景クルーズ」。元々、東海汽船というのは伊豆諸島への航路を持つ会社です。

そのうち伊豆大島から東京の竹芝へ向かうさるびあ丸というフェリーが土休日に限り横浜にも寄港するのですが、その横浜から竹芝の区間のみ乗船して夜景を鑑賞しませんか、というものなんです。


東海汽船のHPから予約ができます。高速バスのようにコンビニでチケットを発券します。また、当日窓口で乗船券と引き換えが必要です。引き換えを忘れるとたぶん面倒臭いことになります。


乗ってみようじゃないか

乗船するのは横浜港大さん橋。みなとみらい線の日本大通り駅を使うのが便利かと思います。特急は通過してしまうので要注意。


駅にもこのように「大さん橋」の案内が随所にあるので、特に迷う心配はありません。


道路上にもあちこちに案内があります。洒落たバスも走っています。流石ヨコハマ。


途中でスクランブル交差点を渡り・・・


徒歩10分ほどで到着です。なお一行は既に東京駅から川崎駅を徒歩で移動した上にみなとみらいに寄り道していたので足がガックガクです。


入って左側が東海汽船のブースとなっています。


ここでコンビニチケットを乗船券と引き換えます。


席番は「2等フリー」という扱いになります。つまりずっとデッキで立ってろということです。まぁ夜景鑑賞が目当てですので特に問題はないです。なお一行の足の疲労を考えると大問題です。


出航時間は18:10ですが、フェリーはテキパキ出航できるわけではないので早めに17:15くらいに来いと言われます。既にこの行列。

客船ターミナルには椅子も多く設置されているので、さるびあ丸が到着するのを座って待ち、行列が動き始めてから並んだ方が良いと思います。デッキは広いので後から行っても「人混みで夜景が見えない!」なんてことにはならないです。


反対側にはやたら大きな船が・・・これ、ぱしふぃっくびいなすですね。日本で2番目に大きいクルーズ船で、ちょうどこの日に一般客を乗せた最後の横浜発着のクルーズをしていたようです。


さて、まもなくさるびあ丸が入港するとのことで列が動き出しました。一行も最後尾に並びましたが、思ったより人の流れがよく建物の外に出されてしまいました。


さるびあ丸はまだ到着していませんが、何やら怪しい船が。舞浜から脱走してきたのかと思わせるレベルです。


寒くて手が悴んで写真がブレブレですが、いよいよさるびあ丸の姿が見えてきました。


ゆっくりと近づいてきて・・・


ぐるっと旋回して・・・


着岸。


作業員の方がロープをくくりつけているのが見えました。


列も再び動き出しました。こんな感じで途中で折り返しているので、後から列に並んだ方がさるびあ丸を間近で見ることができます。


桟橋へ向けて下っていく通路。こういう旅の始まりを予感させる通路ってワクワクしていいですよね。空港のボーディングブリッジとか、新宿駅の5・6番線とか。


いよいよ乗船開始です。大島などから竹芝を目指している「本来の使い方」をしている乗客からすればいい迷惑かもしれませんね()


乗船!!!!


とりあえずデッキのある上層階を目指します。


船内の様子

さるびあ丸はこんな構造をしています。


一番上(7階)のデッキはこんな感じ。人が多いのと、風を防ぐものが皆無で寒すぎるので離脱。


1つ下の階にやって来ました。こっちはまだ寒さがマシです。ベンチもありますが、夜景を見るのにはあまり向いていません。


夜景を見るスペースは結構あります。


またこのようなステージもあります。


船内を探検していたらいつの間にか出港していました。これは横浜ベイブリッジ。


ちょっと寒すぎたのと例によって足の疲労がピークを迎えていたため屋内に退散。船内には飲み物や軽食の自動販売機があります。


毛布の貸出もあるようですが、これは伊豆諸島から乗船して寝泊まりする人向けのものでしょう。


横浜出港が遅れていた関係なのか、レストランの営業時間が30分延長されていました。実は夜景クルーズの客でもレストランで食事をすることは可能です。


釜揚げしらす丼。美味そう。


島海苔ラーメンを頼んだ友人から島海苔を強奪して、しらすと一緒にいただきました。美味いっす。


さて、再びデッキに戻って来ました。ちなみに揺れはあまり感じません。レストランで座っているとあぁ揺れてんな〜ってわかる程度。



鶴見沖。立派ですね。


夜景を眺める人類。


テーブル付きの6人席もあります。一行はここを占領していました。


レインボーブリッジ。ちょうど昨年の今頃に歩いて渡ったのが懐かしいです。もう1年かぁ。


あっという間に東京が近づいて来ました。


築地大橋。


作業員の方の様子も観察できます。色々スイッチをいじっていました。


竹芝へ着岸すべく船が速度を落としたら、ユリカモメが群がって来ました。これ漁船じゃねえよバーカ。


15分ほど遅れて到着。東京湾は船の往来が活発ですし、定刻で到着することは少ないようです。その分夜景を長く楽しめると考えれば悪いことではないでしょう。


たった1000円で横浜の夜景も東京の夜景も楽しめる「東京湾夜景クルーズ」。横浜観光の帰りに、ぜひいかがでしょうか。海上は寒いので防寒の備えはしっかりしておくことをお勧めします。




乗客が浜松町へ向かうのを横目に、一行はサイゼを求めて三田まで徒歩30分の道のりを爆走するのでありました。なんで浜松町周辺だけ狙ったようにサイゼが無いんですか???

ここまで足が疲労している場合、走った方が楽なんですよね。ただし足は楽でも体力的には全く楽ではないのでいずれ死にます。いや何の話だよ。

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