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勘違いの魔力 〜子供の過信を味方にする〜

皆さんこんにちは。

いつもオンライン英語塾ONE公式ブログに立ち寄って頂きありがとうございます。

今日は、学習における"勘違いの魔力”について書いていこうと思います。

私は、子供が学習を進めていく中で自分自身の能力に対してポジティブな勘違い、即ち”過信”を抱くことはとても良いことだと考えています。

「自分は勉強が得意だ」と思い込むことは、根拠のない自信に見えるかもしれません。

しかし、その勘違いがプラシーボ効果を発揮し「得意=好き」という学習意欲を高めるキッカケにもなります。

この記事では、ポジティブな勘違いが学習にとって有益なのか、またその効果について考察していきます。

勘違いの力:プラシーボ効果との共通点

ポジティブな勘違いが有益である理由を理解するためには、プラシーボ効果を考えると分かりやすいでしょう。プラシーボ効果とは、例えば偽薬を飲んでも、それが効果のある薬だと信じ込むことで症状が改善される現象のことです。

これと同様に、「自分は勉強が得意だ」と信じ込むことで、実際にその勉強に対する取り組み方や成果が変わることがあります。

勉強におけるポジティブな勘違いは自己認識を変えることから始まりますが、自己認識は”周囲の声掛け”により大きく影響を受けます。

「頑張ったね!」や「努力できたことが素晴らしいね!」など肯定的な声かけを行うことで子供に「自分にはできる」と自信が生まれます。

これにより、難しい課題や新しい知識に対しても前向きに取り組む姿勢が生まれ、学習に対する恐れや不安を軽減することができるのです。

勘違いがもたらす「好き」の感情

「自分は勉強が得意だ」と思い込むと、それが自然と「勉強が好き」という感情に繋がることがあります。

なぜなら人間は、得意だと思うことに対して積極的に取り組む傾向があるからです。

例えば、スポーツが得意だと思っている人は、そのスポーツを楽しんで練習することが多いですよね。

これは勉強も同じで「勉強が得意」という勘違いが、「勉強が好き」というポジティブな感情を引き出し、結果敵に勉強時間が増え学習の質の向上につながります。

ポジティブな勘違いがもたらす具体的な効果

  1. 自信の向上
    勘違いでも「自分はできる」と信じることで、難しい問題に直面しても挑戦する気持ちが湧きます。自信を持つことで、たとえ失敗してもそれを乗り越える意欲が高まり、次の挑戦へと繋がります。

  2. モチベーションの維持
    「自分は勉強が得意だからもっとできるようになりたい」と思うことで、モチベーションが持続しやすくなります。勉強が苦手だと思い込んでいる場合は、少しの失敗でもやる気を失いやすいですが、逆に「自分は得意だ」という意識があれば、失敗を学びとして捉え、次に生かす姿勢が生まれます。

  3. 好循環を造る
    勉強に対してポジティブな意識を持つことで、結果が伴いやすくなります。また、少しでも成功体験を得るととで更なる自信と意欲が生まれ、より勉強に集中できるようになります。こうした好循環が続くと、勉強そのものが習慣化し、持続的な成長を実現できます。

どうやってポジティブな勘違いを持つか?

では、私たちはどうやって子供にポジティブな勘違いを持たせることができるのでしょうか?

  1. 小さな成功体験を積み重ねる
    まずは、簡単な問題や課題に取り組むことを薦め、子供に成功体験を積み重ねましょう。特に内気な性格の子供には敢えて何どの低い問題に挑戦させ成功体験を積ませるなど、戦略的経験を積んでいくと良いでしょう。

  2. 家庭を肯定的な言葉で充満させる
    肯定的な言葉を受けることで、子どもは感情を適切に自己調整しやすくなり、ストレスや不安に直面してもポジティブな視点で考えられるようになります。これにより自己肯定感を高められる為、「自分には学ぶ力がある」と信じ、難しい課題にも積極的に挑戦できるようになります。

結論

ポジティブな勘違いは、学習において大きな力を発揮します。「自分はできる」「勉強が得意だ」という思い込みが、モチベーションや集中力を高め、結果的に学習成果を向上させるのです。

もちろん、過信しすぎて実力とのギャップに苦しむこともあるかもしれませんが、少しの「勘違い」が日々の努力を後押しし、成長への道を開くことを忘れないでください。

学ぶことに対して前向きな姿勢を持ち、楽しむ気持ちを大切にすることで、勉強そのものがより充実したものとなるでしょう。ポジティブな勘違いを味方にして、学習をもっと楽しいものにしていきましょう!

今日も最後まで閲覧頂きありがとうございました!

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