アメリカオンライン大学留学について
アメリカでは現在、様々な理由によりオンラインでの学位取得が人気を集めています。
実際に National Association of Colleges and Employers (NACE)の調査で、2023年、87%の雇用主がオンライン学士取得者を採用しているというデータもあります。
このようにオンライン大学が注目される中、オンラインでアメリカの大学とはどういうものなのか、どのようなメリットや課題があるのかを紹介していきます。
なぜアメリカでオンライン大学の人気が拡大している?
大きく理由は2つあると思っています。
1つはコロナウイルスによるパンデミックの影響により、オンラインでの学びの機会の需要が増えたことです。
日本でも最近、ZEN大学やサイバー大学など完全オンラインの大学が少しずつ増え始めたみたいですね。
もう1つの理由は学費の高騰です。
アメリカの消費者物価指数は2002年から2022年に間に38%上昇したのに対し、公立大学の平均授業料は同期間に68%も増加しています。
要するに、大学の授業料はインフレに比例しておらず、その結果、学生にとって授業料の支払いが困難になる問題が生じています。
さらに、大学が競争の激しい市場で魅力的であり続けるために必要な管理費やサービス料がどんどん高くなり、それが教育費を押し上げる原因になっています。
このような理由から、オンライン教育は学生の間でますます人気な選択肢になっています。
オンライン大学のメリット
海外のオンライン大学の最初の利点は、オンライン大学の平均授業料が対面の大学よりも一般的に低いという点です。
また、オンラインの学生はビザ費用などのその他の雑費を支払う必要がないので、対面の大学に行くよりもお金をセーブできます。
次の利点は柔軟性です。オンラインの学生はキャンパスに通ったり教室に出席したりする必要がなく、時間や場所に縛られることなく大学学位を取得することができます。
オンライン大学の最後の利点として挙げられるのは、アメリカでは多くの大学が、より多くの学生のニーズに応えるために、さまざまな分野で幅広いオンラインプログラムやコースを提供していることです。
例えば、サザンニューハンプシャー大学のオンラインプログラムでは、ビジネスや刑事司法、教育など、200を超える専攻が提供されています。
オンライン大学の課題
しかし、オンライン大学には課題もあります。
伝統的な対面型プログラムと比べて、一部の学生が自分をやる気にさせるのが難しいと感じる点です。
対面型では、教授や仲間の学生が学習の励みになる場合がありますが、オンラインではそれが難しいことがあります。
対面型の大学はよりインタラクティブで魅力的であって、学生がスポーツや課外活動など、コミュニティに積極的に参加できる環境を提供します。
おすすめオンライン大学3校
ここまでブログでオンライン大学について見てきましたが、最後にアメリカでオンラインプログラムを提供している4年制大学を3校紹介します。
University of Maine at Presque Isle (メイン大学 プレスクアイル)https://www.umpi.edu/yourpace/
Purdue University Global (パデュー大学 グローバル) https://www.purdueglobal.edu/
University of the People (ユニバーシティ・オブ・ザ・ピープル) https://www.uopeople.edu/
まとめ
オンライン学習にはまだいくつかの課題がありますが、海外で学士号を取得するという経験を味わいながら、時間とお金を節約したい人にとっては間違いなく選択肢となるとおもいます。