【ドラゴン桜】エンタメの受験ドラマとガチの受験の違いを塾講師9年の男が語る
ドラゴン桜で受けるべきいい影響と悪い影響について今回はお話したいと思います。
ドラゴン桜とは
ドラゴン桜という漫画を原作とした作品をご存知でしょうか?
2021年のコロナ禍では二度目のドラマ化がなされています。
主演は阿部寛さんです。
基本的なストーリーは偏差値が30台のおバカな高校生が1年で東大合格を目指すというストーリーです。
2021年のドラマ化の前にもドラゴン桜はドラマ化されており、原作漫画でもその時の登場人物がおとなになって弁護士として独立した姿で登場しています。
漫画を原作としたこの作品は主演の阿部寛さんの熱い演技と表現力に引き込まれ、勉強へのモチベーションを上げてくれる受験ドラマとなっております。
その中でも印象的なものが一般的な高校や学習塾では見られることのない勉強法の数々です。
興味のある方はぜひドラマでも漫画でも構いませんので触れてみてください。
本題 ドラゴン桜が生んでしまった勘違い
結論から言いますと、1年で偏差値30が東大に受かるなんてことはありません。
先生は基本的に1年であがる偏差値は
せいぜい上がって10程度
だといつも話しています。
これは9年間始動をしてきての先生の実力です。
もっと優れた先生がいたらあがるのかもしれませんが、
残念ながら僕は平均で5~10ほどの偏差値しか上げられておりません。
それでも毎日22時まで残って自習している学生の偏差値が1年でほとんどあがっていなかったのも多く見てきていますので
あがっただけでも十分すごいとは思っています。
ただ、例外的に15とか20偏差値をあげることが可能な場合がありまして、
中学受験等で勉強のスペック等が跳ね上げられた学生は短期間でめちゃくちゃ伸びるポテンシャルがある
実際にどれくらい差が発生しているのか気になったので、いろいろな学生で数学の能力を調べて観ました。
使ってみたのはこの問題
こちらのプリントはこのサイトで算数プリントを作成されている方がいらっしゃったので、そこから拝借いたしました。
ドラゴン桜2の作中に出てきたものになります。
こちらをいろいろな学生に解かせてみました。
制限時間は3分で、丸付けをしている間にやってもらいました。
中3生 公立高校1番手2番手志望の学生 5分前後で96~100点の間
中3生 公立高校中堅志望 6分半で97点前後
中2生 勉強大嫌いで授業中にスマホをいじるレベルの子 13分45秒 88点
高校2年生 文系 難関国公立志望 6分30秒 97点前後
高校2年生 理系 中学受験経験済み 難関国公立 2分30秒 99点
内容は小学校2年生内容なのもあり、まともに授業を受けて勉強をしてきた生徒たちはほとんど差がありませんが、
中学受験で難関私立の中学に通っている生徒は格が違いました。