ディオ・ブランドーのおかげで、吸熱の話が説明できた話
今日は生徒に福岡の偏差値60以上の私立高校の入試問題を解かせたのですが
そのときに「下線部の反応と同じ反応を1~5から選べ」って問題があったんですよね。
A~Eの物質がそれぞれなにかを当てる問題で、
塩酸に入れてみたり、電気分解してみたりして、それぞれにどんな反応があったのか
その選択肢の中に
道路に水をまいたら水分が蒸発して冷えた
的な内容の選択肢があったんですよね。
実はこの時点では生徒は発熱反応と吸熱反応は教えていないので
この吸熱を簡単に解説したんですね。
自分も正直この吸熱ってのがいまいちピンと来なかったので、
どうやって理解したらいいのかなって思っておりました。
高校の熱力学でエネルギー図を書いたりしたらわかるんですが、発熱と吸熱で+Qとか-Qの判断ができないタイプです。
そんなときに出てきたのが、
ジョジョの奇妙な冒険に出てくるカリスマのディオ・ブランドーが
波紋の呼吸に対抗するために身に着けた技に
き か れいとうほう
気 化 冷 凍 法
というのがありまして…
これが相手の血液を瞬時に気化(平たくいうと蒸発)させてその熱を奪って凍らせてしまうというわざなんですが
イメージとしてはこうですよね(´。ω゜)
奪った後だから反応後はエネルギーは反応前よりも大きくなるので
それと釣り合う(式を成立させる)ようにQは−の値になるんですね。
方程式ですから、右辺と左辺は同じ値にならなければなりません。
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