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【数学】2023年12月3日のフクトの公開模試に向けて
公立高校受験を目指す全ての福岡県の中3生に向けたnoteです。
自分の生徒に充てたものになりますが、
公立高校進学(普通科)を目指し、大学受験も見据えた生徒の方々へ向け書きました。
今回は数学の対策として生徒本人が挙げた項目でもありますが、
多くの生徒がこの時期にある程度完成系を目指す必要があると思います。
公立入試の大問4の傾向と12月3日までの対策
グラフの式を求めたり、交点を出したりする「やらなければいけないこと」については変化はないが、
「書くこと」が増えている。
具体的には「解答までの道すじ」を記述させることが多い。つまり、何をどのように計算して何を求めるのか、の記述である。
玉Aの運動や位置に関するグラフがあり、
(3)で第二勢力の玉Bが現れて、この二つが追いつくとか出会うとか
そういう話の問題は多々あります。
(3)の問題を解く際に
・玉BとP点からの距離のグラフを書く(求める)
・「二つのグラフの交点がAがBに追いついたところになるから」という解答までの道すじを書く
・計算すると⚪︎⚪︎になる(答えを出す)
という3つのステップについての記述を解答欄にする必要があり、この記述の練習になる問題が現状公立の過去問しかないため、普段の学習でノートに記述する練習をする必要がある。
簡単な問題にもどのように計算をするのか、の記述が求められることがあるため
(1)で記述を求められた年もあるので、記述力をつけることは必須と言える。
また、2点を結んで作った直線の「意味」を選ぶ問題もあり、より本質に繋がってくる問が増えたと思います。自分で模範解答を読んだところで身につきにくいものではあるので、
そういう時は学校の先生とか塾の先生に直接質問しないとなかなか解決しないかもしれません。
公立高校入試の大問5の傾向と12月3日までの対策
設問が2つだけのケースがかつてほとんどで、なおかつ円周角を用いた相似の証明がほぼ毎年出されていたが、
近年はガラッと変わった出題となっている。
ただ、最後の設問で面積が何倍になるのか、などの「比」を用いた問題が出題されることは多く、そこで「相似」の知識を使う分、証明で「合同」を問われるケースもある。
これまでは円周角と相似の証明ができない生徒はほとんど点数が取れなかったが、最近では、幅広い学力の生徒で差がつくように問題数が増えており、学力検査としての役割を果たしていると言える。
関数の最近の変貌に比べると本質的にはマイルドな調整になっており、
元々昔の過去問がある程度解けるレベルであれば、易しい問題が増えただけに感じると思います。
大問6は三平方の定理が絡んで来ることが多い
12月末までに中学内容を全て自学で終わらせるか塾の授業で終わらせたあとでないと
対策は始めにくいです。
そのため、今回は割愛いたします。
毎回の模試にはテーマを決めて挑もう
何が出るかわからないのが模試であり、全ての範囲から出てくるのが模試なのです
特定の単元がでたら必ず丸を取ろう
という明確な狙いを定めて対策をしていきましょう。
理科なら2単元ほどに狙いを定めて、それらのうち1つでもでたら
その時に対策の成果を発揮するのです。
では残り期間も限られてまいりましたが、
最後まで受験を乗り切りましょう。