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なぜ店員は「1万円入ります!」と言うの?その真相に迫る

あなたは、レジでの会計時に、店員さんが「1万円入ります!」という言葉を言っていることに気づいたことはありますか?

私は幼い頃から、その言葉を耳にする度に、「何のために言っているんだろう?」と不思議に思っていて、特に、幼い頃の私にとって1万円はとてつもなく大金だったので「お金があることを店員さん以外にも知らせちゃうから狙われるのでは?」と心配もしていました笑


「1万円入ります!」の意図と目的:釣り銭トラブルの防止策


「1万円入ります!」という言葉は、レジでの会計時に店員さんが口にするフレーズですが、その意図と目的は“釣り銭トラブルの防止策”として活用されているそうです。このフレーズの主な目的は、支払額やお釣りに関する勘違いを防ぐことです。

釣り銭トラブルには、

“店員の勘違い”と“客の勘違い”という2つの原因

があります。


店員の勘違いは、実際に客から渡された紙幣の種類を間違えてしまうことで、多くの釣り銭や少ない釣り銭を渡してしまう場合です。

一方、客の勘違いは、実際に支払った紙幣の種類を誤解してしまい、「釣り銭が足りない!」などと主張する場合です。

「1万円入ります!」というフレーズは、特に高額紙幣を受け取った場合に使用されます。このフレーズを声に出す習慣があることで、店員と客の間で確認のズレを最小限に抑えることができるということのようです。客は自分が支払った金額を再確認し、店員は客から受け取った紙幣の種類を正確に把握することができます。その結果、釣り銭トラブルを防止することができるということのようです。

勘違いから起こるトラブルの例と共通の原因:確認不足


レジの場面だけに限らず、勘違いから起こるトラブルは、日常生活や仕事の様々な場面でも意外とよく発生しますよね。

例えば、仕事でのトラブルでは、伝え忘れたことを伝えたつもりになり、仕事に支障をきたす場合や、「誰か確認しておいて〜」など誰が担当するかを明示せずにチェック漏れが発生しミスが生じる場合などがあります。

また、プライベートな場面でも、隣の人が自分の物を間違って持っていってしまい、盗まれたと騒ぎになることもあると思います。

これらのトラブルの共通の原因は、

「確認不足」

です。

コミュニケーションの中で相手との認識のズレが生じることが一番大きな原因です。人とのコミュニケーションでは、自分が伝えたつもりでも相手が理解しなかったり、相手が伝えたつもりでも自分が理解しなかったりすることがあります。このような認識のズレは勘違いを引き起こし、トラブルの発端となってしまいます...。

確認不足は、特に身近な人との関係性が深いほど顕著に現れます。親子関係や友人関係など、相手をよく知っているからこそ、何気ない会話や行動に対して確認を怠ってしまう傾向があるようなのです。ですが、それこそがトラブルの温床となってしまうので、注意が必要です。

そこで必要なのが、

『確認会話』の徹底

です。確認会話とは、相手から言われた内容を別表現で聞き返すことです。

確認会話が重要な理由は、相手から伝えられた内容を自分の言葉で聞き返すことで、双方の認識のズレを防ぐことができるからです。

例えば、上司から「この資料10部コピーして」と頼まれた場合、「分かりました」と返事をするだけではなく、「10部ですね。それは10人分ということでしょうか?念のため、予備も含めて2〜3部多く用意しておきましょうか?」と確認することで、「自分はこのように受け取ったよ」と言うのを相手に伝えると共に、「あなたが言いたいこととあっていますか?」と認識のずれがないかを確認するコミュニケーションです。

確認会話はコミュニケーションの基本ですが、意外と怠ってしまうことがあります。

しかし、トラブルが発生すると、自分の気持ちだけでなく仕事の効率や人間関係にも悪影響を与えることを忘れてはなりません。確認不足から起きるトラブルは避けられるものであり、そのためには確認会話の徹底が必要です。

自分と相手の認識にズレがないかを確認することは、人との関係性をより良くし、トラブルを避けるために重要なスキルです。このスキルを日常生活や仕事に活かし、確認不足から起こるトラブルを最小限に抑えましょう。相手とのコミュニケーションを大切にし、確認会話を通じてより良い関係を築いていきましょう。

(特に、親子関係など、親しい間柄になるほど、意外と”確認会話”を怠ってしまうもの...^^;)

まとめ


「1万円入ります!」のフレーズは、釣り銭トラブルの防止策として活用されています。

確認不足がトラブルの共通の原因であり、コミュニケーションの中での認識のズレが勘違いを引き起こすことがあると思います。

そんなトラブルが起こらないためにも、確認会話の重要性を理解し、相手からの情報を確認することで認識のズレを防ぎ、トラブルを回避することがとても大切です。

身近な関係でも確認不足は起こり得るため、確認会話の徹底が必要です。確認不足から起きるトラブルは避けられるものであり、相手とのコミュニケーションを大切にし、確認会話を通じてより良い関係を築いていきましょう。

PS.


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