父が倒れて思ったこと
先週の日曜日、ある衝撃的なLINEメッセージが届きました。
その内容というのが、、、
『父が再び救急車で運ばれ、入院した』
というものでした。
昨年3月、父が緊急搬送されました
私の父は、研修で半年間、横浜に単身赴任していたのですが、それもあと1ヶ月で終わり!という時に、突然倒れたのです。
命を落としていても不思議ではない状態での発見。
搬送先が見つかったはいいものの、いつ急変してもおかしくなく、「生きて退院できる確率は50%ほど」と病院の先生に言われました。
そして、搬送された1週間後。
通常は、コロナ感染拡大防止のため面会できないのですが…たった一度だけ、特別に面会を許可されました。
「死亡率が比較的高い、怖い病気です」
「いつ急変してもおかしくない状況」
病院の先生から事前にそう伝えられていたので、不安は増すばかり。
実際会ってみると、痩せ細った父は別人のようでした。“感染性心内膜炎”という病気が見つかったのですが、その心臓病以外に脳出血もあり、会話のキャッチボールもできない状況でした。
そんな父の様子を見て、
「これが最後になったらどうしよう、、、」
「自分の体を大切にするように、もっと強く言っとけばよかった」
と、後悔や不安、父を失うかもしれない恐怖でいっぱいになりました。
本当に危ない状態だったのですが、手術と入院リハビリを経て、昨年8月末に無事に退院!退院後も、リハビリを続けながら、ようやく職業センターにも通い始め、復職に向けて頑張っていたんです。
2回目の救急搬送
父の体調も良くなって、平凡な毎日を送れるようになったそんな矢先…
日曜日の、夜中の2時。
毎日5時半になると、母の枕元で穴掘りをして母を起こす愛犬がこの日は2時に穴掘りを始めたんです。
「なになに?日曜日やし、もうちょっと寝かせてよ〜」と母が無視していると、隣のベッドで寝る父が、急に叫び出したんです。
すぐに父の様子を確認すると、叫び声を上げてるだけでなく、
痙攣
白目
口から泡を吹く
呼びかけても反応なし
という状態。
母はパニック状態の中、救急車を呼び、父はそのまま病院に運ばれました。
病院で診てもらったところ、“てんかん”でした。脳梗塞を起こしたことのある人がてんかん発作を起こすのは、珍しいことではないようです。
その後、意識を取り戻した父は、記憶もちゃんとありますし、今のところ大きな問題もなく、水曜日には退院できました!(念のため、他に問題がないか検査は必要ですが)
父が倒れて思ったこと
家族とのコミュニケーション
昨年、父が倒れるまでは、正直、父とはあまりコミュニケーションを
取っていませんでした。
父は単身赴任が多いこともあって、久しぶりに会うとどう接したらいいのか分からなくなっていたのですが、昨年の出来事がきっかけで、家族のコミュニケーションを見直そう、と思いました。
当たり前だと感じていることは全然当たり前じゃない
家族みんなが元気でいること。
直接会って話ができること。
一緒に食事ができること。
どれも特別なことで、
当たり前にできることが、どれほど幸せなことなことなのか
を、父が倒れたことで知ることができました。
昨年8月に退院してからは、何事もなく元気に過ごしていたので
「手術もしたし、“普通の生活”を送ってる分には、もう大丈夫やろ〜」と、私も含めて家族みんな完全に安心しきっていました。
昨年、父が生きているのは、奇跡なんだと思っていたことも、何気ない日常が増える中で、気づかない内にまた当たり前と感じてしまっていました。
“当たり前に思えることは、全然当たり前じゃない”
そう頭では分かっていても、もしかしたら『分かっているつもり』だったかもな、と今回の件でとても痛感しました。
1日でも早く力をつける
今回の出来事で、私が一番強く思ったことは、『1日でも早く、力をつけよう』でした。
というのも、家族は大阪にいるのですが私は今、東京にいます。
少し距離があり移動するにも時間とお金がかかるため、頻繁に帰れるわけでもすぐに駆けつけられるわけでもありません。
今回は大したことなかったのでまだ良かったですが、今後もし何かあった時にまだすぐに駆けつけられるほどの実力も余裕も持っていない自分にもどかしさを覚えました。
でも、だからこそ、
目の前のやるべきことに精一杯取り組む
積極的に色々なことに挑戦し、経験値を積む
といったことを通して、『できることを増やして自分の力をつけよう!』と、強く思いました!
PS.
犬は飼い主の異変を敏感に察知する能力を持っている、という話も聞きますが、今回、我が家でも父の異変を愛犬がいち早く教えてくれたのかもしれません^^
父に、「2日半で退院できて、良かったな〜」「8ヶ月ぶりの入院生活どう?」と聞いてみたところ…
「入院が長引かんかったら、いい」と返信がきました。笑
昨年、約半年に及ぶ入院生活を経験した父にとって、入院はもう懲り懲りなようです。
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