オンライン上でのコミュニケーションは脳に良くないという研究結果がどんどん明らかになっている
こんにちは。オンラインコミュニケーション協会です。
「Zoom疲れ」の存在が脳波検査によって確かめられる
3年前の新型コロナのパンデミックの影響で、急速にオンライン会議が浸透。
一方で「オンライン会議は疲れる」という、いわゆる「Zoom疲れ」という現象が発生。
今までこの現象について神経学的には証明されていなかったのですが、このたび脳波検査と心電図検査を行い、「オンライン会議ツールは特有の疲労を引き起こす」と結論付けられました。
これまでも、Zoom疲れの原因については色んな方面から研究されてきています。
・表情が読み取れないから
・ギャラリービューで多くに人の「顔」が映し出されることで、脳が表情を読み取ろうとして疲弊する
・画面から外れないようにするため、動きが制限されるため などなど。
東北大学加齢医学研究所 所長 川島隆太氏の著書「オンライン脳」の中で、学生を対象に、オンライン上で会話をしているときの脳の動きを調べたところ、「脳がほとんど使われない」「ぼーっとしているのと同じ」「脳の活動を抑制する」「心と心がつながらない」「共感を生んで協調関係を気づくことができない」という実験結果が出ました。
著書によると
このように、徐々にオンライン上でのコミュニケーションによる、悪影響が明らかになってきました。
このような背景から、コミュニケーションから生まれる新しいアイデア、イノベーションを重視しているGAFAと呼ばれる企業は出社スタイルを選択しているのだと思われます。
じゃあ、あなたはリモートワーク、オンライン会議を辞めますか?
交通事故に遭うかもしれないので、車には乗りません。
日本ほど治安が良くないので、海外旅行には行きません。
不正利用が怖いので、クレジットカードは使いません。
そうはならないですよね?
何事もメリットとデメリットは表裏一体で、私たちはデメリットを理解した上で、便利さを享受しています。
リモートワークやオンライン会議は便利なものです。
デメリットを知ったうえで、どうやってうまく付き合っていくかが大事なのです。
最近増えている「ハイブリッドワーク」(出社とリモートワークを組み合わせた働き方)も、オンラインコミュニケーションとうまく付き合うための手段のひとつだと思います。
本日は以上です。
明日からいよいよ12月!1年の締めくくりです。
体調を整えつつ、今年の仕事は今年のうちに終わらせましょう!
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