冴えカノの劇場版を今更観て良かったからその気持ちを書き殴りたい
アマプラで冴えカノfineを観たんですけど、自分の人生で観てきたラブコメの中でもトップクラスで面白かったからどこが面白かったかを語りたい。
1作品なのに3作品分の面白さ
冴えカノは2015年放送の第一期、2017年放送の第二期、2019年公開の劇場版に分かれています。
(これ調べてる時に一期放送から約6年経ったことにビビりました)
話自体は繋がっているのですが、そのクールごとにコンセプトというか見せたいテーマが違っているように感じられ、まるで「1作品でなのに作品分の面白さ」が毎回楽しめて飽きさせないストーリー展開が素晴らしいなと感じました。
内訳としては
・よくあるハーレムモノのラノベアニメとして楽しめる1期
・恋愛か仕事か、サークルかプロかクリエイターの葛藤を描いた2期
・そして今までの総まとめかつ、ラブコメとして最高に面白い劇場版
です。
ハーレムモノとしてヒロイン3人と親交を深めながら同人ゲームを作るという王道のストーリー展開と
加藤可愛いね、英梨々可愛いね、詩羽先輩可愛いね、加藤可愛いねというヒロイン達の魅力が掘り下げられたのが第1期でした
しかし、それをベースにしながらも英梨々が絵が描けなくなったり、プロからスカウトされたり等々1期の王道ストーリーがあってこその、恋愛か仕事か、サークルかプロかクリエイターの葛藤が別作品を観ているような刺激になりつつも、仕事を題材にした別作品には無いこの作品としての面白さを2期では感じられ
更にそれらの総まとめとして、劇中でもゲームシナリオでじゃ巡璃ルートはオタクが考えた恥ずかしい妄想をただ垂れ流す。という方向で決まったように、ハーレムモノではなくラブコメとして恵ルートの描写がこれでもかと供給され
更に倫也にも仕事かサークルかを選ばせるような展開が入り、そしてクライマックスではそれら今までの要素が全て繋がって収束するような怒涛の展開が最高に面白かったです。
リアルに感じられる恵の距離感
メインヒロインである恵のキャラクター性が最高でした。
自分は面倒くさいオタクなので、アニメのヒロインによくある無条件に主人公にデレデレするけど、ご都合主義っぽくしないために設定で「別にそんな事ないですよ」って帳尻合わせている感が嫌いなのです
が、
恵は、オタク趣味にも自分はそこまで興味が無かったのに理解があったり、面倒くさい所を見せたり、距離感が微妙に近かったり、劇中のセリフにあったように、敷居の低さ、というより低いように見えるリアルなキャラクターの描写が絶妙でした。
まぁリアルとか言ってますけど、現実の女性とは全然かけ離れているのは分かってはいます。しかし、オタクには実際どれくらい離れているかわからないので、(図にするとこんなイメージ)
そんな子とのラブコメを見せられると「この子が現実にいたらワンチャンあったのでは」と悔しいけど思ってしまう最高のヒロインでした。
まとめ
ここ最近見たアニメの中ではとても完成度が高く面白いと思えた作品でした。
やはり恵のデレまで描写してはじめて作品の良さを知れたと思うので、良作は完結までちゃんとアニメ化して欲しい。
あと作品のストーリーとは関係無いけど、松岡 禎丞さんの演技力やっぱやべぇなって思いました。
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