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53MM その8  53歳のおじさんが「もの書き」になる物語

53歳おじさんのプロフィール 

パート7:大学生時代 クリスマスのホロ苦い思い出


おじさんの大学生時代のエピソードをもう一つ紹介する。大学1年生の時、同級生のMさんを好きになった。

彼女は、西日本のとある県の出身で大学の近くに下宿していた。はじめは何人かの同級生の一人として仲良くしていたが、電話で長話をするようになっていろいろなことを話すようになってから、次第に「好き」という思いが強くなっていった。
冬になって、彼女にクリスマスプレゼントを贈ればもっと仲良くなれるかもしれないと考え、悩んだ挙句、駅ビルのデパートで手袋を買い、彼女にプレゼントした。その時、思い切って彼女に「付き合ってください。」と告白した。

彼女は「他に好きな人がいます。」と言われ、フラれた。おじさんは失恋した。
街はクリスマスのイルミネーションがキラキラと輝いていたが、おじさんはフラれたことがショックだった。
頭の中では、佐野元春の「Christmas time in blue」が繰り返し流れていた。



ポインセチアを見るとクリスマスの季節だなぁ、と感じます

(注釈)小、中学校までは、クラスの学級委員に選ばれたりして、女子からも多少人気がありましたが、高校に入ってから、女子と話す機会がグッと減り、モテないグループに入ってしまいました。大学に入っても全くモテず、失恋を繰り返したおじさんでした。

著者:オニワ晃秀(電子もの書き屋オニワ)


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