53MM (その28) 53歳のおじさんが「もの書き」になる物語
社会人編 休職から復職へ
休職したおじさんは、復職するために、「リワーク」プログラムに参加した。東京にはリワークプログラムを実施している法人がいくつもあり、申請手続きをすれば、安価でプログラムに参加することができた。
そこでは、新聞の社説やコラムの要約をしたり、病気に至った経緯をまとめたり、簡単な計算問題を解いたりした。
プログラムを受講してから3ヶ月後、復職することができた。しかし、数ヶ月後、再び休職となった。長い間の病気療養で体力が落ちていて、通勤だけでもエネルギーがなくなっていくのを感じていた。
そして、数ヶ月後。
朝、起きられずに会社を休むようになってしまい、
再び、休職となった。
休職、復職を繰り返した、2015年の夏。
おじさんは退職した。
注釈)おやすみなさい。
(電子もの書き屋オニワ)