53MM その16 53歳のおじさんが「もの書き」になる物語
社会人編 初級システムアドミニストレーター試験
携帯電話会社の故障修理部門を担当する子会社の待遇は、給与以外は、ほぼ変わらないものだった。その中でもおじさんにとって、ありがたかったのは、会社が業務に関する資格支援のサポートが手厚かったことだ。
おじさんが働いた親会社、子会社ともに、IT系の資格取得を奨励していて、初級システムアドミニストレーター試験(略称は初級シスアド試験)に関しては、出張扱いで社内研修センターで数日間、試験対策の研修を受講することができた。
そのおかげでおじさんは、1回目の試験で合格することができた。
初級システムアドミニストレーター試験」と言っても、20代、30代の人にはピンとこないと思うが、今でいう、「ITパスポート試験」に近い試験であり、資格である。たぶん、おそらく。
会社の勤務時間内に研修を受けられるなんて、今思えば、「なんてありがたい会社なんだ!」と言いたくなるくらい恵まれた会社だった。
(注釈) 初級システムアドミニストレーター試験に合格後も、IT系のいくつかの資格を取得しました。CCNA(Cisco Certified Network Associate)やCCNP(Cisco Certified Network Professional)と言った、シスコシステムズ(ルーターやネットワーク機器で有名な企業)の認定資格も取得しました。(残念ながら資格の更新をしていないので、現在はこれらの資格は持っていません。)
著者:オニワ晃秀(電子もの書き屋オニワ)
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