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春の雑草、タネツケバナを料理に加えてみた件
「タネツケバナ」は日本中に生える「雑草の代表のひとつ」です
それを食う
以前から雑草を食う「野食」に興味を持っていましたが、妻の「反対!」に遭ってなかなか雑草を食卓にのぼらせることが出来ないでしました
ところが年初の大震災ニュースを知って『日本中どこに居ても震災に遭うことは避けられないから、そのとき飢えないように、なんでも食べられるようになっておくことは必要だ』と、考えを新にし、野食に改めて取り組むことにしました
春は食べられる雑草の宝庫な時期です
野山には一斉に春の草が芽を出します
雑草は硬くて歯ごたえあり過ぎが欠点ですが、新芽は柔らかくて「食べごろ」
まさに「雑草の旬」は春、ってことになります
ちなみに私の「野食」取り組みは
①食べられるし、美味しい野草を見つけること
②美味しくなくても、とにかく「食える野草」を覚えること
③毒がある野草も覚えること
この三つ
今回のタネツケバナは、食べ方によっては①になり得る野草でしたけど、なにしろ初のタネツケバナ調理だったので、料理は②になりました
タネツケバナ(下の写真)は、少し湿った日当たりがよく他の草木があまり生えていない場所に芽を出します
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道端にもあります
もしかしたらそれは外来種のミチタネツケバナかもしれません
同様に食べられますが、道端に生えている植物はペットか、もしかしたら野生動物のオシッコかかっている可能性があるから・・・それでも食べる場合は茹でるとかして消毒します
より安全な収穫は、畑で農作物の横に雑草として生えているタネツケバナを、畑の持ち主に「これください♡」と許可を得てからいただく方法です
タネツケバナは根本に地面に沿うようにしてメインの葉っぱがあり、ここを持って引っ張ると簡単に収穫できます
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食べる部分は主に白い小さな花がついている茎の上の方が柔らかく、ここをちぎって「食うぞ!」と決めました
そうやって食べる部分を集めたら、すごくちょっとになってしまいました
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最初はほとんど全部を食うつもりだったので、紙コップに入る程度しか収穫しませんでしたが、
こんなんじゃ、茹でたら醤油皿に入ってしまうほどの量にしかならないから、急遽他の野菜や椎茸に加えて炒め料理する(実は妻に炒めてもらいました)ことに
完成したタネツケバナ入りの野菜炒めがコレ
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柔らかい部分だけを炒めましたが、それでも他の野菜が口の中にある中で、タネツケバナの茎が「あ、コレそうだ」と分かるぐらい歯ごたえが残っていて、野菜の中で浮いた存在になっていました
味的には他の野菜や調味料に負けてしまって、なんだかタネツケバナ味覚が主張できていません
タネツケバナは生でかじると、僅かながら辛味があり、カイワレダイコンのようで、
クレソンに近い風味かもです
だから、炒め物に加えるよりサラダに加える方が味的満足感が出るかもしれないと思いました
タネツケバナの食べられる「収穫期」は2月頃から4月いっぱいという感じだと思います
花の咲いている間に摘んで、食いましょう
オシッコかかっていないなら、その場で摘んで食ってしまうのが一番うまいかもしれません
マヨネーズつけたら更にうまいかも
ただ、サラダ全部のタネツケバナサラダで作るには、きっとバケツ2杯ぐらいのタネツケバナ株を収穫しなければならないので、その収穫後の食べられる部分摘み取りがたいへん過ぎるかも
しかし、もし春先の大震災になったら、
そんなこと言っていられなくなったら、きっとサバイバルのためのタネツケバナサラダとか、おひたし、炒め物、天ぷらなど作りまくって
「きっと生き延びてやるぞ!」と、
野食を取り組んでいく勇気が湧いてきました