ノーコードでMVP
皆さんこんにちは、スタートアップスタジオの板垣です。
前回はスタートアップの事業検証、進め方についての考え方を書きました。
(見てない方は是非👇)
今回は事業検証で重要なMVPに関するお得な情報をご紹介します!
ノーコードとは?
ノーコードとは
プログラム(コード)を書かずにサービス、プロダクトが作れる。
こんなおいしい話あるのかと疑いますよね。笑
私も最初は、エンジニアの方やプログラマーの方じゃないと到底サービスなんて作れないだろうと思っていました。
しかし、今はノーコードでサービスが作れるんです!
ここで注意しておきたいのが、全ての機能や難しいシステムをノーコードで行うことは出来ないということです。まだノーコードには限界があり、全てをノーコードで行える時代はもう少し先になりそうです。
ただ、スタートアップの事業検証で使うMVPは以前お話したように、『実用最小限のプロダクト』『実用最小限のお金を払いたいと思われる製品』なので、ノーコードで十分です。
では、具体的にどんなノーコードツールがあって、どんなサービスを作ることができるのかをいくつか紹介していきます。
ノーコードでPWAアプリを作れるGlide
GlideはGoogleスプレッドシート を用いてコードを書かずに簡単にPWAアプリを製作できる優れものです。無料のテンプレートやアプリ内のデザインも簡単にアレンジすることができ、初心者にとってもオススメです。
PWAとは...Progressive Web Appsの略。モバイル向けWebサイトをスマートフォン向けアプリのように使えるようにする。
デメリットとしては、まだカスタムできる範囲が狭いことです。シンプルな機能だけなら十分ですが、様々な機能を加えるのにはまだ適していません。
ここ数ヶ月で可能な機能も増えてきているので、楽しみです。
私自身も現在進めている検証のMVPをGlideで作成しています。
ノーコードで本格的なWebアプリが作れるBubble
Bubbleはノーコードの中でも有名なサービスです。ノーコードでwebアプリが作れる優れものです。これはGlideに比べ柔軟性が高く、あらゆる機能を加えることができます。その分、Glideに比べ操作は難しいですが慣れたら最も使いやすいツールになると思います。
ワークフローでログインやメール送信などの機能も簡単につけることができます!
Bubbleでは既に約30万近くのアプリが製作されており、その中には月次経常収益が立ち上げ6ヶ月で3万ドルを超えるFollowup Edgeというアプリもあります。
このように、Bubbleでは設計をしっかりすれば本番サイトとしても十分運用することができます!
ノーコードで簡単にモバイルアプリが作れるAppSheet
AppSheetはGlide同様にデータを元にノーコードでアプリを作成できるツールです。Glideとの違いは、Googleスプレッドシート以外のツールからアプリを製作できる点と、カスタマイズ出来る機能が多いことです!
Glideに比べ複雑な要素があるようですが、汎用性が高いのは魅力です。
こちらもGoogleに買収されたため、より利便性が高くなるかもしれません!
CtoCマーケットプレイスならARCADIER
アルカディアはCtoCマーケットプレイスに特化したノーコードツールです。有料ですが、デザインを選択するだけで本格的なCtoCマーケットプレイスを作成できます。
簡単に作れてイメージしやすいのでアイディアベースでとりあえずモックを作ってみるのも良いかも知れません!
ノーコードでレベルの高いWebサイトが作れるTilda
Tildaはノーコードで簡単にデザイン性の高いウェブサイトが作れるツールです。私自身も以前PROCALの検証時には、tildaで作成したLPとInstagramのメッセージ機能をMVPとして利用していました。
使ってみて一番感じたのはデザイン性の良さです。無料で作れる上に、センスのあるテンプレートがいくつもあるので魅力的でした。画像に関しても著作権を配慮して、tilda内に自由に使える画像が豊富に準備されているので非常に使いやすいです。
ノーコードでレベルの高いWebサイトが作れるWebflow
Webflowもtilda同様にノーコードでレベルの高いウェブサイトが作れる優れたツールです。
WordPressだと、テーマ作成というとデータベース設計してカラム追加して、PHPファイルを編集したりと工数が掛かりますがWebflowだと画面上から全て設定することができます。Webflowだといつでも簡単に編集できるのが魅力的なポイントです!
ノーコードで簡単にECサイトが作れるShopify
ShopifyはノーコードでECサイトが作れるツールです。EC のコアとなるデータを管理することも魅力の一つです。「誰が何をいくらで買ったか」つまり、「商品・注文・顧客」の情報を管理し機能を提供してくれます。これは事業検証を行う中でもデータとして判断できるので重要なポイントです。
また、ユーザーやバックオフィス向けに API を公開しています。API が提供されていることで、開発の柔軟性を実現しています!
MVPを作れるノーコードツールは豊富
ここまでいくつか便利なノーコードツールを紹介してきました。紹介したツールを使えばMVPを作る時間は圧倒的に短縮することができます!
以前の記事で、フードデリバリーの『ドアダッシュ』の例を話しましたが、当時彼らが作ったMVPは1ページのシンプルなウェブサイトでした。創業メンバーはスタンフォード大学の優秀なエンジニアでしたが敢えて機能を追加せずにシンプルなMVPを作成して検証しました。
スタートアップにとって重要なのはいかに早く市場(カスタマー)から学びを得てPMFを達成するかです。今の時代、紹介したようにノーコードでもMVPを簡単に作れる方法が沢山あります。便利なツールを駆使して、最速でMVPを作って最速でPMFを達成できるように取り組んでいきます!
皆さんの貴重なお時間を使って読んで頂きありがとうございました!!
少しでもノーコードに興味持って頂けたり、皆さんのためになっていれば嬉しいです!
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では、また来週。リクエストあったらコメント・DMください!!
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