【丸暗記脱却】理解して学ぶ英文法(完了時制編)
はじめまして。鬼塚英介です。
この度は、
「【丸暗記脱却】理解して学ぶ英文法(完了時制編)」
にご興味を持ってくださり、ありがとうございます。
この書籍では、講師歴13年間を通して確立した英文法参考書を「約7500文字のテキスト」にまとめ上げました。
徹底してわかりやすく丁寧に書きました。
初学者の方だけでなく、すでに知識のある方(講師も含む)まで楽しめる対策本です。
この本は、次のような方に向いていると思います。
【こんな人に向いている】
・新TOEICテストを受ける人
・勉強しても効果がイマイチな人
・指導のスキルを上げたいと思っている先生方
・TOEICの講師や家庭教師をはじめた方々
・大学受験生
・現役高校生
以下、目次になります。
目次
第1章 現在完了形の3用法の丸暗記は不要!
第2章 現在完了形と共に使えない語句の丸暗記は不要!
第3章 過去形と現在完了形の違いは?
第4章 例外から学んだ英文法とは?
第5章 過去完了形は現在完了形を平行移動するだけ⁉︎
第6章 未来完了形も平行移動するだけ
第7章 未来形と未来完了形の違いは?
第8章 have been toとhave gone toの違い
第9章「私の母が10年前に死んだ」構文
##第1章 現在完了形の3用法の丸暗記は不要! ##
###【1】現在完了形:「過去 + 現在」 ###
現在完了形を難しく説明すると…
「過去に起こった出来事や状態を現在を中心に述べる表現」
うーん、なんか難しいですよね。
そこでもっと簡潔にまとめちゃえば、
現在完了形:「過去 + 現在」
これなら、わかりやすいですね。
イメージで考えると次のようになりますね。
〈現在完了形のイメージ〉
過去--------------→現在
現在完了形の形〈have + p.p.〉を分解すると、「過去のこと(p.p.)を現在所有している(have )」となります。
つまり、現在完了形は「過去+現在」なのです。
図のイメージのような過去から現在をつないだ線的な時制と言えます。
しかも、「今、現在所有している(have )」わけですから、あくまで現在を中心に述べている表現なんです。
では、このイメージから学校で教わった3つの用法に当てはめていきましょう。
① 継続「ずっと〜している」
例 I have lived in Tokyo for three years.
「私は3年間、東京に住んでいる」
過去--------------→現在
(3年前)
これは、そのまんま「過去+現在」ですよね。
3年前に住み始めて現在も住んでいるんですね。
② 完了・結果「〜したところだ」
例 I have already finished my homework.
「すでに宿題をおえてしまった」
過去--------------→現在
(宿題を始) (宿題を終えている)
前から宿題を始めていて、今はもう終えている状態です。
だから、「現在はテレビを見ていいよね」などと現在を中心に述べているんです。
③ 経験「〜したことがある」
例 I have been to Tokyo three times.
「私は東京に3回行ったことがある」
過去--------------→現在
(東京へ)
これは、日本語とはかなりギャップがあります。
日本語では「経験」というと過去のものととらえがちです。
一方、英語では過去の経験が現在に繋がっていて、そんな経験があるから今の自分がいるというイメージなんです。
今回の例文では、「過去に東京に3回行った経験を持っているから東京について質問あったら聞いて」などというイメージです。
以上、これからは現在完了形を見たら過去から現在に矢印を引き、考えてみてください。
もし、厳密な意味を問われた場合に限り、3つの日本語訳を参照にて訳せばOKです。
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