くらげビートで初挑戦、漫才?コント?黒歴史になりそうな爪痕を残しに行くおにちくTRAINxまみたす
始めに
どうもおにちくです。2022年クリスマスのおきゅたん主催のくらげビートで漫才なのかコントなのかとにかく「笑い」に重点をおいたパフォーマンスをしたおにちくTRAINです。
まずは僕らの舞台をご覧ください。59分目あたりからスタートします
今回はその経緯だとか思い出をここに記しておきます。
最初から漫才を提案する気満々でランダムコラボ枠に応募した地雷枠おにちくTRAIN
今回のクラゲビートは過去最多で人がおおく、だれとコラボしてもいいよ枠みたいなのがあって「くじびき」でコラボが決まりました。
もちろん事前にコラボ相手を決めていた人達もいました。
やはりくじ運に左右される危険要素を回避したい方もいるわけです。
ブランディング、自分のイメージというものを大切にするには必要なこと
僕としては、何でもゲームみたいなもんと楽しめるのでくじ引きに参加するわけです。今回の提案を快諾してくれたのがまみたすさんでした。
良かったです。ノリがよくてよかったです。
普通のコラボ相談は何をするんだろう・・・やり取り数241件は他ののスレッドに比べて圧倒的に多い
普通のコラボであれば、楽曲はどうするとか練習の日程のやり取りがメインだと思います。多いスレッドでも130ほどのやり取り。アバターのチェックや楽曲の提案、ミックスの修正など、ジングルの選定なども個別に行わずあくまでコラボであるため二人でチェックしあっていきました。
いきなり台本とネタを提案して最初の問題を解決していく
提案する段階で台本が出来ていたのでそれを見せて、流れを伝え、締めが家政婦の三田で終わるため歌う曲は「やさしくなりたい」で行きましょうという、ほぼ全部決めの提案だったのですが、まさかOK出るとは思ってませんでした。
コラボ相談で最初の問題は相互にどうしましょう~が続いたら何も進みません。「僕はこんな提案がありますが、何か提案はありますか」の流れだと進みが早いですね。
なんだかんだで、Vtuberなどをやっているおかげなのか台本を作ることは慣れています。台本は確定した台詞ではなく「大体こんな感じ」の台詞をいれて当日の雰囲気でしゃべります。きっかけや進行は決まっていますが僕は自分が書いたものなのでほぼ覚えており、あとは口頭でしゃべる言い回しや時間を考えて現場調整していきます。
おにちくTRAINの名前の裏テーマとして、制御のきかない列車要素があるので。まみたすさんには、「むりやり僕の話に割り込んでください」と伝えました。キャッチボールはできますが僕のキャラクターを考えると上手でスムーズなものよりは10個投げるか良いやつを拾ってという感じです。
VRoidの衣装を使ったお着換えネタがメイン、二人だから出来る「間」をつなぐこと
clusterでは、多くのアバター芸的なことが難しいのですが、二人であれば、アバターの切り替え時間を埋めることができる。それが今回のコラボ最大のメリットです。さらにアクセサリー機能を使えば追加パーツも出せましたがアクセサリー設定中は「魂状態」になるため、つけっぱなしになりました。
「無」という時間を作らないためには、二人とも魂状態になるわけにはいかなかったのです。
ネタはクリスマスにちなんで「サタン(デーモン)・さだ・三田」です。
・デーモン小暮閣下はVketにも出たことがあるためVRとのシナジーがある
・さだまさしの「関白宣言」による、サンタ・トナカイの関係をネタ化
・三田は「さんた」と読めなくもないため。
この三つのネタには仮にネタとして滑っていたとしてもなぜそのネタなのかという理由があります。「理解しやすく、なぜこの人なの?に対して解決点が存在する方々だからです」
さださんだけはかなり難しかったんですが、僕が好きだから。もう一つは音楽アーティストであるから
アバターに関しては、ネタを組んだ僕が資料写真を提示してそれに合わせてまみたすさんが作成、修正点などをアバターを見ながら合わせました。ネタとして小暮閣下は見た目でわかる、さださんは歌とともに現れる、三田さんはわからないところがネタなので、うまく通せたかなと思います。
全体的にやや古い内容を使ってましたが意外と理解してくれる方が多くてよかったです。さださんはさすがにわからない人も多かったんですが、「歌とツッコミ」で強めに解説していきました。疑問符が残るとそっちに気を取られてネタに集中できなくなるため。意味が分からないというお客さんに出るであろう疑問符をつぶしていきます。
すべて音声の打ち合わせはsyncroomで行い。会話の「間」を最重要視した。
今回漫才をする手前会話の「ラグ」は可能な限りゼロであることを求めました。syncroomであれば掛け合いの間は減ります、それが何より重要だったからです
今回は一人一個の音源を鳴らすこと。音源操作をシンプルにして漫才に全力投球するためです。僕が登場時ジングル担当、まみたすさんが楽曲担当でシンクルームの再生ボタンを押すだけで完結。複雑な操作はアバター操作のみです。基本的な会話の流れを僕が行い間をつなぎ、アバターネタはまみたすさんにお願いしました。
まみたすさんは台本やきっかけ表を見ていたようですが、僕は会場全体や雰囲気や視線を最大限意識するため視界にあるウィンドウはゼロOBSでの録画もなしにして、CPUとGPUと自分のリアル回路をすべてステージに集中していました。PCスペックは結構高い方なのでOBS起動してても問題ないんですけどねw
漫才である、お笑いである。だから容認できる言い回し
関西弁をどこまで使うか、どの程度のきつい言い回しでツッコミを入れるかは難しく、くらげビートの観客さんが強い言動に嫌悪感を抱かないかが結構難しいラインだと思いました。「お笑い・漫才である」という印象を最初に植え付けることで、容認できるラインを引き上げていきました。そのために「ジングルで登場、どうもどうもどうも」というノリの登場で、すぐに理解してもらえたようで。最近はTVを見る方も減ってきたのでお笑いというものが理解されにくい部分もあるかもしれません。直前にM1があったと事が幸いでした。
お笑いネタは「可愛い・綺麗」からは離れている部分も多く、「きつい言い回し・関西弁・怖い」という印象が強いかもしれません。ですが全部が奇麗で可愛いになるとコントラスト(明暗さ)が薄くなります。僕のような「変な色」が混ざることで他の「綺麗な色・可愛い色」の人たちが目立つのであれば。いいとこどり・・・もとい本望ですね。これでも一応絵描きだったのでコントラストは重要なんですよw
登場や曲の入りのタイミングをなんどもチェックする
「笑いのツボ」というくらい、ツボは「点」でありこの点は時間の流れの中にあるわずかな「間」だと僕は思ってます。これをきっちり突いていくことで面白さが生まれます。つまり「間」を見極めて時間配分をストップウォッチではかり、OBSで録画して何度もチェック練習していました。
個人的にですが、VRのイベントではこの「入り・抜き」のタイミングが難しくそのあたりが時間が延びる原因になっているように感じます。今回はガチで時間配分が決まっており、時間がはみ出るわけにはいきませんでした。僕らは「ジングルで登場」「楽曲歌ったらすぐ退場」この潔い動きを持って時間を節約することにし、印象を深めることで合意しました。まみたすさんが普通に歌が上手です。
終わりの曲に入るきっかけはどうするか。
くらげビートはあくまで「音楽イベント」なので音楽をすることでイロモノ枠ではありますがキッチリ大義名分は果たします。
リハや試行錯誤は大切で、曲への入りタイミングは何度も変更になりました。結果的に一番きれいな入りになったんじゃないかなと思います。
YOUTUBEのコメント欄も大盛況だったようで何よりです。
clusterやVRの難点
お客さんからのリアクションが分かりにくいこと。
clusterはエモートなどでアピールできるため反応がまだわかりやすく、ビックリマークやはてなを元にお客さんへの掛け合いをすることもできたので良かった。
YOUTUBEの配信では僕らをドアップにしてくださいとカメラマンのドコカノうさぎさんにお願いしていたので、ネタ中の観客席は見えませんがかなり多くのエモートが出ていました。
どれだけ滑ろうが、黒歴史になろうがしっかりとみんなの心に刻もうというのが今回の企画だったのです。結果、大盛況だと思えてとても良かったです。
おきゅたんの2次会終わりで、直接反応を聞いたのですがいい感触でした。
公式のリハはくらげビートは音量チェックや動作チェックのみで演者の通しリハや練習は個別でやる形になります。今回は当日会場と同じ練習会場が使えたのでかなりやりやすかったです。運営がおきゅたんの場合は出来ますが運営が別の場合は会場の下見ができないことが多く、VRイベントの難しさでもあります。
終わりに、おにちくTRAINとは
楽曲は二人で決めましょうということでしたが、最初に提案した曲が受け入れてもらえたので僕としては最高の形でパフォーマンスができたと思います。本当にまみたすさんお付き合い頂き誠にありがとうございました。
会場にも50人以上、LIVEの同時接続も出番前で見た段階で60人以上、ピークタイムは100人以上はいたんじゃないかと思います。
会場とLIVE合わせて200人近いの観客がいる前で、ほぼ初めてのお笑いネタを披露し、さらに歌を歌うということは本当にありがたいことだと思います。こんなライブに出させてもらえて感謝です。今後ともお客さんに楽しんでもらえるように、出演する際は「あぁ、おにちくさんの出番だ」「今回は何をするんだろう」と思われるように精進していきます。
PS
今回トナカイ衣装を選んだ理由は、ネタの一環でもありますが。多分ほとんどの方が「サンタ衣装」で来るだろうと思ったのです。少数派になること。目立つには必要なことです。まぁ、ソリの印象が強かったようです。
やはり衣装制作を生業とする手前、衣装で目立つことも大切なことです。
・衣装制作
・演出
・コラボ
・部位チューバー案件
2023年は新たな場所や企画で進んでいきますので、これからもおにちくTRAINをよろしくお願いします。
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