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Vコス衣装を作る時に考えていたこと

ぶっちゃけていうと”きっかけ”は
イベントあるからそれに合ったものを作る
程度です。

ワールドを作るときにかんがえていたこと」や
アバターを作る時にかんがえていたこと」のように高尚なことはかんがえていないというのが本音かなと思います。

ただ一点、高尚なことと思えるのは「愛せるかどうか」でしょうか。それだけはつねに頭において制作しています。

はじめに「おにちくTRAIN」について

おにちく〇アイコン

記事を書いている、僕は「おにちくTRAIN」といいます。Vtuber兼バーチャルコスプレイヤーというものを名乗っています。「おにちくTRAIN」とは「おにちく」と「RAIN」という心身一体とも言いづらいよくわからない両声類のVtuberだったりする。

まぁ、自分の漫画のヒロインが大好きなだけの元漫画家です。だから、「おにちく」は「RAIN」が大好きだったりします。

リアル素体は武装神姫やフレームアームズガールなんですが僕の倍くらい服にお金かかってました。

ですがその服も僕が最高に満足できるものではありませんでした。
VRでは僕がRAINにもっとも似合うもの「愛せるもの」を作っています。

VROIDとの出会い

元々フルスクラッチで作っていたけど、あまりにも手間が多くアバター販売もしないので費用対効果は最悪といえました。そこでVROIDを使うことをひらめき、VROID衣装を作成することをメインにシフトしました。

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結論をいえば「絵描きの実力をフルに活かせる」といえます。

VROIDの衣装は
決まった型に”テクスチャ”という模様を描いて
衣装として魅せるものです。

テクスチャを描けばいいので、絵描きとしては”モデリングの必要がなく”模様やラインカッティングをやればいいだけなので極めて簡単です。

地獄のウェイトペイントなども存在しません。
ですが薄っぺらなもので、レイヤードファッション(重ね着)も出来ないんですがそれを絵描き力で全てまかないます。影入れや階層構造を意識したデザインをすれば何とでもなるものです。

衣装作りの手順など

僕は現在、一日一着くらいのペースでVROID衣装を作ることが出来ます。ヴァルキリー衣装も一日で8割が完成しています。それはVROID衣装作りが極めて簡単であるからです。

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フルスクラッチの制作工程は下記だと思います。

1、デザインを考える
2、紙に描いて煮詰める
3、モデリングする
4、UV展開する
5、カラーリングする
6、ウェイトペイント
7、微調整する

ここでフルスクラッチとVROID衣装の違いは「モデリングする」「UV展開する」「ウェイトペイント」が無いことです。

この三つがないため、工程が半分ほどになります。
とくにウェイトペイントの微調整は手間で、1頂点塗り忘れただけでよろしくない形になります。

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全身をくまなく舐め回すようにみて、POSEモードで動かして抜けがないかチェックして初めて上手くいくのがウェイトペイントかなと思います。まさに地獄といえます。僕はこの工程ももちろん体験済みです。

「衣装を作る」というこの記事の主題に沿うなら
「ウェイトペイント・UV展開」この2工程は衣装作りというよりは、モデリングの動作チェックにあたる楽しくない工程の一つになります。

モデリング・カラーリングの最中は衣装を作っていると実感できるでしょうが、この2工程には、他の工程の8割ほどのモチベが持っていかれます。

パレートの法則でいうなら、モデリングとカラーリングが全体の8割を占める2割といえます。

VROIDが最強と言いたいわけではない

ここまでVROIDが衣装作りには最強のように聞こえますが、VROIDだけで完結していても僕の満足度は7割くらいかなと思います。これに培ったモデリング技術を足すことで、最強だと思える形に仕上がります。

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これはコスプレ衣装”調査兵団”です。もちろんテクスチャだけではどうしようもない、「ブレード・立体起動装置」が存在します。これらを足すことでより深みが増すのだと思います。

衣装を作るとき「TPO」を意識する

衣装はリアルでも毎日着るものです、全裸であるいていてはVRであっても「あ、こいつあぶねぇわ」となりますよね?

TPOとは「時・場合(役割)・場所(場面)」の略になります。

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(2020年12月5日 おきゅたん主催のクラゲビート6DAY2」)

イベントがあるとします。
場所は(イベント会場)です、
場合(役割)は舞台に立つか観客か、舞台に何の役割をもって立つか
時はどのタイミングかです。

僕はクラゲビートDAY2ではトップバッターという切り込み隊長でした、ここは「勢いをつける・盛り上げる」ことが”役割”と”タイミング”の2点から与えられていると思いました。

あわせて「VRCだからこそ!」を念頭におくことになりました。

元々クラゲビートは「cluster」を使っていたため、使える演出に限りがありました、ですがVRCでやる場合は違います。

参加者次第で「何でもできます」

その為、文字通り僕は「小林幸子」みたいにしようと考えました。
「大がかりなセット」「強烈な衣装」「圧倒的な人員」それら三つを検討したところあの形になりました。(動画で参照できます)

VRでは人の体に着れる衣装に限りがないです。巨大ロボを瞬時に出現させることも、大量の人を出現させることも爆発することも魔法のように行えます。

あのセット・演出は僕にとってTPOを意識した衣装の一つだったのです。
おかげでかなりの勉強になりました。(勉強したことメモはこちら

僕が衣装を作る場合「愛せるかどうか」はデザイン上の都合としてまず考えるのは「TPO」に沿っているかです。

朝、ラジオ体操に行く。
昼、お散歩に出かける
夜、布団に入る

この三つでリアルだと必ず衣装が違うと思います。

楽に動けるスポーツウェア
ちょっとお洒落なカジュアルファッション
リラックスできる寝巻

リアルでは服にお金をかけませんでした。
自分の服は最低限必要なものでした。

デザインとして愛せるかどうか

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着せてみて可愛いかどうか?
VROIDのデフォの頭で作ってても大体良いものはできないんですw

仮に依頼物であっても、まずモデルとして着るのはうちのRAINだったりします。この色なら似あうかな?などの派生を考えるのも楽しくなります。

褐色肌にきれいな銀髪とかいうかなりピーキーな見た目をしているので、普通のアバターではドギツイ色あいの服も平然と着こなしてくれます。

その為「攻めた色合いやデザインの服」が作れます。

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その後依頼人に似せれるなら似せたモデルを用意してみます。
カラーリングはどうか、画面構成としてどうなるのかななどを意識してみます。

このデザインは本当にいけているのかどうか?

イケているかどうかを決めるのは製作者本人ではありません。製作者がイケていると思うものを上げるのは当然ですから。イケてるかどうかを判断するのはその服を見た人、もしくは着た人になります。

そして依頼人が舞台に立つのであれば、それを判断するのは「観客」です。

僕は夏くらいにクラゲビート5DAY1を見ていた時に夏場にビーチのLIVEイベントで水着を着るのはとてもTPOに合っていると思いました、なので楽だなーとさえ思いましたが水着の人は少なかったのでもったいないなーと思ってました。

なのでおきゅたんが水着で出てきたときは、お~さすが!と思ったんですが、ちょっとばっかり驚いたこともありました。

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一言でいうなら、攻めすぎでは?という感覚でした。

いわゆる観客として見ていたファンの一人として、きつめの赤色と紐メインの水着にコーヒーを噴き出したのを覚えています。スク水で出てきて笑いを取るタイプではないと思っていたのですが、ここまで攻めた水着で出るとは思いませんでした。まさに意外!!新鮮さを覚えました。


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ジビエーズの二人は、「アイドル」として活発さを全面に出してフレッシュさ抜群でした。沙影ちゃんもカラーリングもよく似合ってて、ドコカノうさぎさんもボディぺでギャグに走らず、まさにアイドルでした。(※バックのMVは一部ギャグ要素が強かった)


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ルミアちゃんもビキニだったんですが、パレオ風の腰巻きやTOPSのフリルなど見た目に沿ったカラーリングやデザインでとても似合っていました。欲をいえば可愛いサンダルとかボールとか持たせて愛らしさを出してほしかった。

などの感想をメモしておきます。こうやって、たくさんのデザインを見て勉強していくことも大切かなと思います。TPOとは「時・場合・場所」そして、依頼の場合であれば「その人」がどういったイメージを求めているのかも重要かなと思います。

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DAY1の時は多くの人が水着ではなかったので、おきゅたんの衣装が頭一つ飛びぬけていました。水着は夏場のビーチであればそれが「正装」とさえいえるんですが、周りがみなそうではない場合は”浮いてしまう”衣装とは難しいものです。
(画像引用:クラゲビート5DAY1・DY2より)

衣装を作る時に考えていること

・愛せるかどうか
・TPOに沿っているかどうか
・イケているかどうか(人に聞く)

これらは大前提です。VRで作る衣装とは「自分だけがきるものではない」のです。これを着ている人は着た時にどういう気分になるか。

リアルでも、自分にピッタリ合ったオーダースーツなどを着ている場合は「シャキ」っとします。革ジャンを着ていたらなぜかバイクに乗りたくなったり。アロハをきるとビーチに行きたくなったりします。

衣装とは心を鼓舞する一つのパーツかなと思ってます。

なので衣装が雑だったり、イマイチ自分に合ってないなーと思っている場合は気分が乗り切れないと思います。

VRでは自分にあったアバターを見つけた人はたくさんいると思います。
身長や体、髪の色など、自分にぴったりの形があります。

そのあとオシャレをする時代にきているのではないでしょうか?

衣装を着替える

今後はそうなっていくと思ってます。VROIDユーザーは各プラットフォームにいる上に制作しやすいのでVROIDで衣装作成をしています。いつでも制作依頼をおまちしています。またさまざまな衣装を作り販売していきます。

販売設定って結構手間なんですが、衣装つくりは自分の為、販売設定はみんなの為となります。だからみんなの為にがんばります。

おにちくTRAINでした。

ファンタジーワールドに行く為につくったヴァルキリー衣装


おにちくTRAINのツイッター
https://twitter.com/onitikuTRAIN

おにちくTRAINのYOUTUBE
https://www.youtube.com/channel/UCAoxe7F8xDRU6yRIsPF6HpQ

おにちくTRAINのBOOTH
https://onitikutrain.booth.pm/

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