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ワッポンを使っただけで自作自演認定……それはちょっとおかしくない?
柏市議会議員の渡部和子氏(日本共産党所属)がTwitterに投稿した画像が注目されています。
内容は一般家庭の玄関に「アベノマスクお断り」と書かれたラミネートされたメッセージが出されている、というもの。
しかし、Twitterではこれを「共産党による自作自演ではないか」という疑う層が存在するらしい。
……が、その疑う理由があまりにも下らな過ぎて呆れてしまいました。
なんと、ラミネートされた紙を固定している「ワッポン」が「選挙ポスターを貼る用のシール」だから共産党の自演だろう、というかなり強引な内容。
さらに、この指摘……というかイチャモンを付けられた渡部議員が当該ユーザーをブロックしたことで、さらに別のユーザーが「自演がバレて逃亡したぞ!」と騒ぎ立て始める始末。
この「イチャモン→ブロック→逃亡認定」の流れをスクショで晒し上げたツイートは現在、9千もの「いいね」を稼いでいます。
つまり、この主張に賛同しているユーザーがかなりの数存在している……ということなのだろうが、個人的にはそいつら全員にこう言いたい。
君らワッポンを何だと思ってるの?
そもそもまず「ワッポンが選挙ポスターを貼る用のシール」だと認識してる時点で賛同してる奴は全員ワッポンエアプ勢ですよ。
ワッポンは確かに選挙ポスターに利用されることもあるし、売る側もそれをアピールポイントの1つとして挙げていますが決して「選挙ポスター用」などではありません。
ワッポンは「画ビョウが使えない」もしくは「セロテープを貼ると不恰好な物」を貼る時に使うシールです。
実際、自分の母校の小学校では画ビョウが刺せない材質の壁に掲示物を貼る時はワッポンが大活躍していました(というかそれでワッポンの存在を知った)。
渡部議員が投稿した写真を見ても、件の文章は画ビョウが刺さらない煉瓦ブロックの上に貼り付けられており、ワッポンの利用場所としては何の不自然さも感じません。
また、「こんなもの(ワッポン)当然、一般家庭にはない」とまで書かれていますがこれも大きな誤り。
ワッポンは普通に店で買えるし職場等で掲示物の固定に使う人がいくらでもいます。
つまり、自作自演疑惑は何から何まで間違い。
そんな訳の分からないイチャモンを付けてくるようなアホをブロックしただけで「逃亡」扱いされている渡部議員が不憫でなりません。
ワッポンのことを何も知らないくせに共産党議員が叩けるからという理由だけで滅茶苦茶な内容のイチャモンを拡散してしまう正真正銘のアホが数千人単位で存在しているTwitter政治界隈。
彼らのやらかしなど一つ一つ取り上げていたらキリが無い気もしますが、ああいった主張に何も考えず「いいね」を押してしまうライトユーザーを少しでも減らすためにも、こうした「突っ込み」は今後も続けていくつもりです。