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藤子・F・不二雄先生の名作「ひとりぼっちの宇宙戦争」にインスパイアされてボカロック曲作ってみた

【原典概要】

これも、フレドリック・ブラウンの短編、「闘技場」の翻案とのことですよ…。
流血鬼もそうですけど、天才SF小説家の作品を元に天才漫画家が描いた作品を無名のDTMerが曲にする、と…。

---あらすじ---
主人公鈴木太郎は空想的なことが好きな、特に頭が良いわけでもなくこれといった特技も無い中学生。
彼は全地球人の中からの無作為選抜によって、地球全ての運命をかけてハデス星と戦う宇宙戦争の戦士に選ばれてしまう。

惑星間の全面戦争は宇宙の国際法で禁止されているため、代闘士と呼ばれる各星の代表をたてて一対一の勝負をさせることで決着をつける。
太郎の相手となるハデスの代表は、公平を期すために作られた彼の能力をコピーしたロボットであった。
時間が停止した特殊な空間の中で、知力も体力も全く同じながら恐怖やためらいといった人間的感情を持たないロボット相手に、地球の誰もが知ることの無い太郎の孤独な戦いが繰り広げられる。
(Wikipediaより抜粋)
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「人知れず、賞賛も尊敬もなく戦う者」というシチュエーションは日本人には刺さるんでしょうね。
石ノ森作品のヒーローは概ねそうですし、人知れずではないものの、キャシャーンやザンボットに至っては賞賛どころか非難迫害される始末。
ザンボットオマージュを表明している「ガンツ」もそう。

ブラウンの「闘技場」では、戦う相手は「球体」でしたが、藤子作品では「自分自身のコピー」としたことで、自己相克というテーマが加わりました。

人は「誰か」や「何か」と戦っているように思えても、結局は過去の自分であったり、弱い自分であったり、そのようなものと戦っているのだと。
そういうことかと思います。

【楽曲概要】


ちょっとメタルぽくしたくて、16分のカッティングを入れてみたり。
セール期で割引購入したCevio AIのIA(ややこしい)に歌わせてみました。

Vocaloidに比べると、ベタ打ちでもだいぶ「歌い」ますね。それでもけっこういじってますけど。
イントロで鳩時計のSE入れてみましたが、「日常性」とナンダコリャ感を狙いました。
曲題は「真夜中の斬劇」としています。

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