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ネトフリで『アイアン・ジャイアント』を観た

未知のものとの出会いは、心躍るものであってほしい。

概要

1999年、ワーナー・ブラザースの作品。

監督はブラッド・バード。『Mr. インクレディブル』シリーズとか『レミーのおいしいレストラン』も手掛けた人。

本作は、一旦ディズニーから抜けてワーナーに入ったときに制作したそうだが、興行的にはふるわなかった。

ただ、評論家や某サーバーの皆様が言うには「もっと評価されるべき」作品だという。

自分自身も優しい巨大ロボットと人間の子どもの組み合わせは性癖の極みなので、ネトフリに入っていると聞いたなら絶対観ざるを得ない!と思って早速観た。

あらすじ

時は1957年、冷戦時代。ところはアメリカ。

メイン州に暮らす元気な少年・ホーガースは、ある夜、変電所で鉄塔を食らう巨大なロボットを目撃し、電線に絡まって感電していたところを救助する。

ホーガースはそのロボットと交流を深めていくのだが、政府のとある職員は、ちょうど冷戦のさなかであることも相まってピリピリしているようで……?

良かったところ

子供騙し過ぎない、これに尽きる。

舞台は輝かしい未来ではなく、冷戦時代。政府の人々は疑心暗鬼で気持ちに余裕がない。世界は仄暗い。
興行的にふるわなかったのは、コレが原因なのかな……。時代背景の設定が、小さな子どもには難しいかもしれない。


破壊兵器の機能を搭載していること以外は、人に危害を加えることのない善良なロボットだ。しかし、未知の存在を人々は恐れて、相手のことを知ろうともせず無慈悲に爆撃を浴びせる。

恐ろしいのは、未知の訪問者よりも、人間だ。

あと、ロボのデザインが、レトロでかっこかわいい。胸板に鋲を使ってるところなんか、めちゃくちゃレトロ。古い自動車や、機関車を彷彿とさせる。

「やさしい破壊兵器ロボ×人間もの」のお約束的なシーンが多い……悪くいえばベタだが、現代において定番とされる「やさしい破壊兵器ロボ×人間もの」の作品の数々に多大な影響を与えた作品といえるだろう。

総評

観て良かった。ラストが最高だ。

少なくとも、この映画を観ることに時間を割いたことに後悔はなかった。

ロボが好きな人とか、次に何を観ようか迷ってる人はぜひ。


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