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東京ヤクルトスワローズのドラフト会議2024の振り返りと指名選手紹介


2024年のドラフト会議も無事に終了しました。今年のドラフト会議は開始前から1位を公言したのが広島東洋カープだけという近年では異例な状態になり、まさに心理戦の様相になりました。本当に盛り上がった~~
今年も120人以上のアマチュア選手が各球団から指名されました。そのうちswallowsは5人の支配下選手の指名と4人の育成選手の指名の計9人を指名しました。
今回の記事はドラフト会議の振り返りとswallowが指名した選手を紹介します。

①ドラフト会議の振り返り

ドラフト指名予想記事に書きましたが、swallowsは投手陣の整備が急務です。しかし、野手も年齢分布も高めであるのと世代交代時期が近づいているのもあり、将来性もしくは即戦力の野手指名が急務でした。
今回は高津臣吾監督の策士ぶりもあり、即戦力投手の中村優斗選手(愛知工業大)を一本釣りに成功。その後は将来性豊かな高校生野手2人。即戦力投手と捕手を指名。育成ドラフトもそれに準ずる選手4名を指名。swllowsが課題にしていた即戦力投手と将来性豊かな野手の指名に成功しました。
ファンとしては神ドラフトと評してもおかしくないドラフトでした。
次から今回指名した選手を紹介します。

②支配下指名選手紹介

戦力分析は週刊ベースボール10/28号から引用してます。

ドラフト1位 中村優斗投手 愛知工業大 総合S 即戦力A 
高津臣吾監督が煙に巻く心理戦をしてでも欲しかった即戦力投手です。
今回の目玉で、もし1回目の入札がなくても2回目の入札で確実に競合になる実力も実績も申し分なしの投手です。
自己最速159キロの威力ある直球はもちろんですが、変化球もコーナーに投げ分けることが出来る制球力が武器。中日ドラゴンズで活躍した川上憲伸さんを彷彿させるマウンドさばきで3月に行われた侍ジャパンのトップチームにも選ばれました。
怪我無く、無事に春季キャンプとオープン戦を乗り切れたら!間違いなく先発ローテーションの筆頭になります。また、中村選手の加入でくすぶっている若手先発投手陣達にも刺激を与えるので、ハイレベルな先発ローテ争いが勃発するでしょう。
swallowsの将来のエース候補として!大いに期待できる選手です!

ドラフト2位 モイセエフ・ニキータ外野手 豊川高 総合B 即戦力C
課題の野手として指名した一人目の選手です。
一番の魅力は飛距離抜群の長打力。今年飛ばないと言われた金属バットでも関係なくスタンドに飛ばす力はソフトバンクの柳田悠岐選手を彷彿させます。
三振は多く粗削りもありますが、渾身のフルスイングは魅力。まずはプロの基礎体力を身に着けて!3年後にはポスト村上宗隆選手として名乗りを上げてチームの主力になる事を強く期待します!

ドラフト3位 荘司宏太投手 セガサミー 総合C 即戦力B
左のリリーバーの即戦力投手です。常時140キロ台中盤の直球と打者のタイミングを外すチェンジアップが武器。投球フォームは荒々しいですが、制球を乱すタイプではないのが強み。この夏の都市対抗では東京ガスの補強選手として出場し、抑えを経験。2戦4イニングを無失点で抑えました。
swallowsは左のリリーバーとして稼働したのは田口麗斗選手と山本大貴選手しかいないので、春季キャンプ、オープン戦でアピールし続ければ、絶対に入ってくる投手です。超期待大です!!!!

ドラフト4位 田中陽翔内野手 健大高崎高 総合C 即戦力C
課題の野手として指名した二人目の選手です。
力強いスイングと強肩が魅力の大型内野手。オープンスタンスの構えからボールを呼び込み鋭い打球を放ち、さらに高校通算21本塁打を放った長打力も魅力です。阪神タイガースの近本光司選手を彷彿させます。ニキータ選手と同様にプロの基礎体力をつけて、3年後にポスト山田哲人選手として名乗りを上げてほしいです!

ドラフト5位 矢野泰二郎捕手 愛媛マンダリンパイレーツ 総合C 即戦力C
地元の済美高から愛媛に入団して4年目の捕手。着実に捕手として実力を磨いてきました。最も光るのは二塁送球を1秒86の速さと正確性のあるスローイングです。リード面も投手の特徴をとらえてリードしていきます。勝負強いバッティングも持ち味なので、アピール次第では一軍抜擢もあるかも。まずはプロの投手のボールを受けて、そこから信頼関係を築き、実践で鍛錬を積み揚げて、正捕手候補として名乗りを上げてほしいです。

以上、支配下指名選手5名でした。

③育成指名選手紹介

戦力分析はドラフト・レポート (draft-repo.com)と週刊ベースボール10.28号から引用しました。

育成ドラフト1位 根岸辰昇内野手 ノースカロライナA&T州立大学
慶応高校からアメリカの複数大学で武者修行した選手。広角に強い打球を飛ばせる、ミート力に優れた中距離打者。NCAAでは51試合出場で打率371をマーク、日本人史上最高のOPS1.064を記録しました。アピール次第では、来シーズン中に支配下を勝ち取る可能性がある逸材です。
来季の春季キャンプやオープン戦のアピールが今から楽しみです。

育成ドラフト2位 廣澤優投手 愛媛マンダリンパイレーツ
日大三高からJFE東日本を退社して愛媛に入団した経歴をもつ選手。身長193センチの長身から投げ下ろす最速158キロのストレートとチェンジアップが武器。愛媛では勝ちパターンの投手として活躍。こちらもアピール次第では来シーズン中に支配下を勝ち取る可能性がある逸材です。
来季の春季キャンプとオープン戦のアピールが今から楽しみです。

育成ドラフト3位 下川隼佑選手 オイシックス新潟アルビレックスBC
湘南工付属高から神工大へてオイシックス新潟に入団した経歴をもつ選手。最大の武器はアンダースロー。セットから始動をして上体を倒して重心を下げ、右ひじを使った腕の振りから繰り出す最速137キロの浮き上がる直球と変化球で三振をとる投手。奪三振率は8.20!今シーズンのイースタン奪三振王で、中継ぎ兼先発で40試合に登板。こちらもアピール次第では来シーズン中に支配下を勝ち取る可能性がある逸材です。
春季キャンプとオープン戦でのアピールが今から楽しみです。

育成ドラフト4位 松本龍之介捕手 堺シュライクス
東海大山形高から堺の独立リーグに入団した経歴を持つ選手。
肩と足に自信を持つ高卒2年目の捕手で、二塁到達1.9秒前後の強肩で盗塁を阻止するスローイングが魅力。さらに右打者で一塁到達が4.4秒前後の俊足が武器。2年目のリーグ戦46試合で37盗塁を記録。足も魅力で伸びしろが満載の選手です。
まずはファームでプロの投手を受けて、実践を積み上げるところからスタート。2年後には台頭して支配下を勝ち取ってほしいです。また同世代の鈴木叶選手のライバルとして切磋琢磨してほしいなと思います。

終わりに


今回のドラフトは課題の補強面から見ても、確実に良かったドラフトでした。
さて、ここからはFA、現役ドラフト、戦力外の補強が待っています。ちなみに!swallowsはまだコーチのスタッフが発表されていません。その発表を待ちながら、swallowsの補強面も見守ろうと思います。
次回はその戦力も踏まえて、2025年の戦力分析を投稿しようと思いますので、よろしくお願いします。
あとむすびにこれを書き記したいとおもいます。
ドラフト予想記事で紹介した選手の中には残念ながら指名されなかった選手もいました。改めてプロの狭き門を感じました。でも指名漏れした選手の実力は折り紙付きであるのと、今のタイミングではないと各球団が判断した中の指名もれだと思います。
その選手は確実に今日もプロのスカウトが追いかけています。来年までに実力を磨いてドラフトにかかるのを期待しています。



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