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素早くプランを作るために、心掛けていること。
こんにちは。おにまめです。
今回は【素早くプランを作るために心掛けていること】について解説していきます。
普段ハウスメーカーで仕事をしていると、とにかく大量の間取り(プラン)を描くことになります。
みなさん状況は同じかと思いますが、我々も【残業時間削減】が重要課題でして、スピードを多いに求められる雰囲気が社内に蔓延しています。
しかも、ハウスメーカーでは他社との比較が当たり前なので、スピードはもちろんのことプランも死ぬほど重要でありまして、僕のような『間取りが降ってこないタイプ』の人間からすると、とってもツラい時代でございます。
でも長く仕事を続けてきて、社内でもそれなりに評価されるようになったのは、僕が以下のテクニックをフル活用しているからです。
今回はその方法を解説していきます。
若手設計士の方はぜひ使ってみてください!!
イチから作らない
僕はプランを極力真っ白なところから作らないようにしています。
どういうことかと言うと、エスキースする時はまず【事例をリサーチする】ということです。
設計士たるもの、より斬新で、今まで見たことない住宅を設計したいという【生粋の設計魂】が宿る素敵な方もいるでしょう。
そういう人を僕はカリスマと呼びます。
僕のような凡人は、まずはリサーチから始めるというのが効率的。
言わばクリエイティブの向こう岸から攻めるカンジです。
リサーチといっても、毎回Googleで検索したり、SNSで間取りを調べたりするということではありません。
今まで自分が見てきた、あるいは良いと思った間取りをまとめているので、その【ノートを見返す】ということです。
この作業をスムーズに行うためにも、プランのトレースや自分なりの解釈を地道に取り溜めているのです。
僕はこの辺りは非常にマジメな奴です。
間取りは足し算で進めていくと大抵うまくいきません。
まずは全体の構成、空間のイメージを念頭に置きながら、それに沿うように間取りを作っていくほうがまとまりやすいです。
その構成を思いつけることや、思いつくスピードが早い人を『プランがうまい人』と言うのだと思います。
この勘所の練習と、その引き出しのスピードを補完する意味で、蓄積とリサーチを繰り返しながら、プランニングのスピードを上げているのです。
データはNotionで管理
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データはNotionで管理しています。
Notionは今や説明不要のイケてるツールでして、そのレベルは平成ジャニーズの比ではありません。
個人的にはそれほど画期的なツールだと思ってます。
僕が管理しているのは、
タイトル(自分が良いと思ったポイント)
URL
タグ付け
とまぁ至って普通。
でもノートって見直さないと意味ないんですよね…
逆に見直すルーチンさえできれば、ツールはなんでも良いと思います。
書いている内容はかなりピンポイント。
めちゃくちゃかっこいい外観
〇〇に建ってる家 イケてる!
この壁がめちゃくちゃ効いている
とか全然整理されてないですが、とにかく自分が良いと思うことをどんどん放り込んでいく感じです。
あとは自分で前に作った間取りで、自分でもうまく納められた家は保管しています。
繰り返しですが僕は【降ってこないタイプ】なので、降ってきた時はめっちゃ大切に保管しますw
打ち合わせツールとして利用しながら復習も
実はこれをやる別の良いところもあって、間取りの打ち合わせしている時に、『こんな感じってアリですか?』って事例をお見せできることです。
ピンタレストやインスタも使いますが、より建築士っぽく建築雑誌から引用したりしています。
これによってシンプルに間取りの大ハズシを避けるようにしています。どれだけプラン作成のスピードを上げても、何度も間取りを描いてたらそれが1番非効率ですからね。
あと、自分のフィルターを通った資料を見せると、個人的に好きな空間に寄せられるという下心もアリます。
さっき言った復習しないノートが無意味なように、保管だけしていては意味がありません。
普段打合せでその取り溜めたノートを見せることで、自分の復習時間にもなっているのです。
一石三鳥です。
ぜひ、参考にしてみてください!
最後まで読んで頂きありがとうございます。
それではまた次回!!