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品質管理検定(QC検定)2級を受検して
第38回品質管理検定2級(2024/9/1)を受検しました。
忘れないうちに感想や、試験対策などをまとめようと思います。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
0. 品質管理検定とは
品質管理検定(QC検定)は、品質管理に関する知識をどの程度持っているかを全国で筆記試験を行って客観的に評価を行うものです。
第1回試験は2005年に行われ、現在は年2回(9月と3月)の試験が実施されています。学生(高校生等)、社会人など幅広くお申込みいただき、全国で合格者は累計66万名を超えています。
日本のほとんどの企業では、品質管理が実施されています。この品質管理を実施するためには、そこで働く人々の品質管理に関する意識、能力、改善能力が重要です。この品質管理能力、改善能力といった能力を発揮するためには、品質管理の知識だけでなく、個人のリーダーシップ力やモチベーション、それらを引き出す組織体制などといった多くの要素が関係します。しかし、一番の基本となるのは品質管理に関する知識であることは事実です。
また、品質管理の知識といってもどのような問題を解決するのか、によって必要となる知識は異なります。そこで「QC検定」では、企業においてどのような仕事をされているか(これからするか)、その仕事において品質管理、改善を実施するレベルはどれくらいか、そしてその管理・改善をするためにどれくらいの知識が必要であるかにより四つの級を設定しました。
1. 受検理由
就職活動を始めてから品質管理に興味をもち、基礎知識を身につけるために受検しました。
2. スペック
商業高校卒業->地方の大学(情報系)
統計は授業で触れた程度、品質管理に関する知識はゼロ
3. 使用教材
説明->例題->章末問題といった構成になっており、問題を通して学習できるため理解しやすいテキスト。
直近6回分の過去問と解説がある過去問題集。
演習量を確保するためにも解いておきたい一冊。
4. 勉強法
手法編
テキストの例題と章末問題を繰り返し解き、解法がすぐ浮かぶようにしてから過去問を解きました。
検定と推定・相関分析と単回帰分析・実験計画法は計算要素も多く躓きやすい章なので、理解度が低くても割り切って学習を進めるとよいと思います。
一方、抜取検査・管理図・工程能力指数・信頼性工学といった章は比較的覚えることが少なく解きやすい問題も多いため、確実に解答できるようにしておきましょう。実践編
テキストを通読した後に過去問を解き、どのような場面で、どのような考え方や活動がされているかに焦点をあてて学習しました。
文脈から解答できる問題も多くあり、暗記要素は薄いように思います。
勉強時間は20時間ほどで、手法編 : 実践編 = 8 : 2 くらいの比率で勉強しました。
5. 受検した結果・感想
自己採点の結果
手法編---38/50
実践編---44/52
総合-----82/102, 約80.4%
検定と推定、実験計画法の問題でかなり失点してしまったものの、(おそらく)合格基準を超えているのでひと安心。
過去問6回分に比べて手法編は易化、実践編はやや難化したように感じました。
また、過去問演習時は70分程度で解き終わり、見直しをする余裕もありましたが、試験本番では実践編にかなり時間をとられてしまい、マークシートを塗り終わった瞬間に試験終了。見直しをする時間がありませんでした。受検される方は時間配分に気を付けて下さい。
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6. 今後について
統計手法の理解を深めるためにも、統計検定の受検をしてみようかと思います。実務では何級相当の知識が求められるんだろう…
追記
合格しました、やったぜ😎(2024/10/16)