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HUNTERCITY 進撃のWEEK [Day3ファイナンス基礎理解-1億円資金調達するには]

スモールビジネスとスタートアップの違い

3日目は資金調達についての基礎を学びました。
まず、スモールビジネスとスタートアップの違いについて。

スタートアップ
・資金調達をしてJカーブを描く
・成功したら短期間で巨額のリターンを生む
・初期は小さいけれど、一気にスケールする
・ステークホルダー、資金調達はVCやエンジェル投資家
・市場が不確実。タイミングが重要。既存市場を再定義する破壊的イノベーションを実現

スモールビジネス
・ゆっくりとした成長カーブを描く
・持続的にゆっくり成長、そこそこのリターンを得る
・スケールは徐々に大きくもできるし、小さいままでもいい
・ステークホルダー、資金調達は自己資金、融資
・すでにある市場、市場環境の変化も少ない。既存事業をベースにしたイノベーションを実現

という説明がありました。
私の場合、創業した当時「スタートアップ」という言葉も全く知りませでしたし、もし仮に知っていたとしても自分とは違う世界のような感覚をもったかもしれません。今も知っているけれど、自分自身がスタートアップになるとは想定していませんでした。

富士山は10万年かけて噴火を繰り返して大きくなった。
スタートアップはつまり一年くらいで富士山になるってことかな?撮影:私

でも、こうして改めて整理された話を聞くと、特に「市場が不確実、既存市場を再定義する」という言葉に心が動きます。
女性のキャリア支援を事業にしようと、女性就業率全国ワースト1位2位を誇る奈良県で創業した私は、「ニーズないと思うよ」「そこにお金出す人いる?」
と、創業当初は言われていたことを思い出しました。
裸足の国に靴を売りにいくことはムリゲーなのか、市場を作る機会なのか、捉え方とか、やり方とか、信じて行動する力があるかどうか、とか。
「やってみる」っていう気概はあって。やってみたら市場は創れるんだと実感した経験を持っていて。なので、「市場が不確実、既存市場を再定義する」ここにとてもワクワクしたわけです。
「破壊的イノベーション」って言葉もいいですよね。芸術は爆発だーみたいな。
ん?違うかな?笑

投資家は未来に、融資は過去に出資する。

今回の内容は、投資家にとっては知られたくない情報ということでした。なので細かいところは書けませんが、
投資家のビジネスモデル「いかに安く仕入れて、いかに高く売るか」というシンプルなもの。投資家は過去や今ではなくて未来の可能性にかけて出資を決めていくとのことでした。
ギャンブルといえばそうかもしれないですが、「未来」へかける、その思いの中身が「巨額のリターン」だけでなく、社会がよくなる、とか、そういうところまでみてかけてくれるのであれば、過去ではなく未来の可能性をみて出資するって素晴らしいなと、思いました。
そういう投資家の方に出会えるなら、自身の幅も、事業も良い方向に広がって成長していけるんだなと思いました。そう考えると、今までそうした投資家の方達に出会おうとしてこなかったのは、視野や視座が広がらない、高まらなかった大きな要因の1つだなと反省もしました。

誕生日の日の仕事風景。色々反省しなさい!

あの投資家が投資するならば….の世界

SEED、EARLY、MIDDLE、LATERっていう言葉をよく聞きます。
最近は、シリーズAとかそういう言葉も耳にします。
しかし、実態は分かっていませんでしたが、今回しっかり勉強。

SEED:起業前、創業間もない(プレシード、シード)
→私の古墳弁当容器開発でいえば、去年までです。商品化したいな、どうやってやればいいんだろうと悶々としていました。

EARLY:プロダクトの検証中(前半がプレシリーズA,後半がシリーズA)
→私の古墳弁当箱の場合、今がプレシリーズAというところでしょうか。試作品ができて、周囲の人に使ってもらったり、メンバーで試用して検証している段階です。いや、まだか。やっぱりプレシード、プレプレシード?ですね。

お友達のカフェにオープン前に押しかけて弁当詰めてもらっている図々しい写真

MIDDLE:(シリーズB)市場を獲得中
→ここまでくると、イグジットを視野に入れて資金調達するようですが、色々と考え方も定義もあるようです。

LATER:(シリーズC,D,E,F)
→戸村さんから「一番企業価値が高いのはシリーズF」と説明がありました。
どんな企業だろうと調べてみたら、スマートニュースさんがシリーズFみたいです。でもってユニコーン企業のようです。
*ユニコーン企業とは、時価総額10億ドル以上で未上場の企業。日本は2023年までに20社を目指していますが現在は10社とのことです。

で、投資家としましては、シード期とかアーリー期に投資をした企業が成長してユニコーン企業になってほしいという思いがあり、そういう企業を探すことがビジネスの成功にあたります。
だから、投資家として有名だったり実績があったりする人が投資した企業は見込みがあるぞ!っていうことで他の投資家がその企業にどんどん投資したくなるそうです。つまり、私たち側からしたら、有名だったり実績があったりする投資家さんに投資してもらえれば、更なる資金調達の可能性が広がるということになります。
なるほどー、当たり前のことだけれど、なるほどーです。

自分の企業を成長させてくれる投資家は?

私は、これまで資金調達するっていうのは、株を買っていただくことになり、株を買ってくれた人は株主で、株主様様のようなイメージをもっていました。
でも今回話を聞いて、そういう側面ももちろんあるけれど、対等な関係性であるんだなということも学びました。
なぜなら、VCはエンジェル投資家から集めた資金を投資したら大きなリターンを得るためにスタートアップを成長させる必要があり、そのためには投資して終わりではなく、投資した後に手厚い支援を行っていかなくてはなりません。
評価の高いスタートアップは、モテます。有名な投資家が投資したくなるとしたらなおさらです。評価の高いスタートアップになれば、投資家も選べ流ということでした。
私としては、評価もなく、スタートアップでもないので、投資家を選ぶなんてとんでもないですが、支援者側(投資家とスタートアップを結びつける役目)に立った時は、いい投資家さんを見つけて紹介したい、これは絶対に重要だ、と思いました。

普段はスモールビジネスを支援し、1人1人が創造的で豊なキャリアにつながるよう取り組んでいます

宿題:自分の事業を成長させてくれる投資家を5人(社)選定せよ

hackjpn社では、https://datavase.io DATAVACEという投資家、起業家の評価を閲覧できるサービスを展開しています。今回なんと私たちにそのデータベースを提供してくれました。エクセルにズラーっと並んだ投資家、VC一覧。圧巻です。
そこから、自分の事業を成長させてくれそうな投資家を5人選ぶというのが宿題です。
正直調べきれていませんが、説明文とか読みながら選定してみました。
こうして自分を成長させてくれそうな、という観点で探すこと、すごく大事なことだな、と思いました。自分理念、企業理念にも共感してもらいたいから、有名だからとか、実績が大きいからだけの視点で見てはいけないなと考える機会となりました。

提供してくださったデータベース以外にも自分で色々検索してみました。女性投資家って本当に少ないんだな、ここにも多様性ってないんだなという気づきも。

今回のアウトプットはここまで。
日中仕事が忙しすぎですねー。
さらに卒業卒園シーズン。今日は次女の小学校の卒業式。次女の泣いている姿を見て、泣いちゃうかもなー

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